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語学留学おぼろげ回顧録 48《帰国までの1週間》

クリスマスディナーのメニューに頭を悩ますふあららいです。

 

 

「帰国まであと10日じゃない‼」

2000年6月も終わりに近づいていたある日、いきなりハリエットが言い出しました。

「Sushi、どうするの? ふあららいが帰っちゃうわよ!」と、足元にいる猫のSushiに向かって話しています。

私が帰った1週間後に次の学生が来るらしいのですが、わずか2週間の滞在なんだそうで、私が6ヶ月近くいた後だけにハリエットもすごく短く感じることでしょう。

 

7月2日(日)【帰国まであと7日】

ハリエットとジェシーと3人でお出掛け。 ゴールデンゲートパーク内にある美術館を訪れた後、西海岸に出てランチ。 そのレストランには自家製ビールが各種あり、ビアテイスティングセットに挑戦しました。 7つの小さいグラスに注がれたライトからダークまでのビールが並んでいます。

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もともとそんなにたくさん飲めるタチではなかったのを見抜いたのか、ジェシーが「助けが欲しかったら、いつでも言ってね」と。

たくさんビールを飲んで、すっかり眠くなってボーっとしている間に車はオークランドのFentons Creameryというアイスクリームパーラーに到着。 3人で大きなアイスクリームサンデーをシェアしました。

サンフランシスコに戻り、家に帰るのかと思いきや、ロンバートストリートまで足を伸ばしました。 日曜日という事もありクネクネ坂は渋滞していて、交通整理の人がいました。 最後の週末はこのようにとても楽しく過ごしました。

 

7月3日(月)【帰国まであと6日】

来た時はスーツケースひとつだったのに、生活していく中で服やモノが増えた為スーツケースに収まらず、6ヶ月の滞在時間を改めて実感し感慨深いです・・・。 などと悠長なことを言っている場合ではなく、段ボール箱を買ってきました。 かなり大きな箱で、サイズ制限に引っ掛からないか不安に。

ハリエットに「今夜ジェシーのクルマを借りれるけど、どこか行きたい所はある?」と訊かれ、IKEAをリクエスト。 最後のクリスピークリームにも行くことができました。

 

7月4日(火)【帰国まであと5日】

独立記念日で祝日です。

ディナーの後、MLB観戦に出掛けました。 (詳しくはおぼろげシリーズ25《独立記念日を過ごす》をどうぞ)

 

7月5日(水)【帰国まであと4日】

発音のクラスで一緒の女の子が同じ日に帰ることがわかりました。 更に私と同じエージェントで、飛行機も一緒とわかり心細さ解消。

 

7月6日(木)【帰国まであと3日】

要らない服とバッグを買い取ってもらおうとガイドブック(地球の歩き方だったか?)に載っていた古着屋に行きました。 カウンターに服を並べると買取にはIDが必要と知らされ、とりあえず服を置いてもらって家にパスポートを取りに帰りました。 店員さんはくたびれ具合はもとより売れ筋かどうかも見極めている様子で、8点あったうち4点が買い取られ22.75ドルになりました。

その後、帰国前に髪を切りたくてジャパンタウンの日本人が経営している美容室にいったのですが、予約制だった為に断念しました。

ハリエットに最後の夕食は家で食べると伝えると「あら・・・」と冴えない反応。 今までの学生は最後の晩は友人たちとのお別れ会やらパーティーやらで、家でごはんを食べた人はいなかったのだそうです。 私にはそういうノリの友人はいないし、出発日は朝が早いので早く寝たかったのでした。

 

7月7日(金)【帰国まであと2日】

30代が圧倒的に少ない学生の中で、年齢も近く仲良くしていたA子とバークレーまで小旅行。 カリ大バークレー校を徘徊した後、Jupiterという地ビールレストランで乾杯。

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帰宅後、パッキングを始めながら部屋を片付けました。

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『猫あるある』は世界共通、段ボールに入って寛ぐSushi。 じっと私の事を見つめていて、彼女なりに何かを察したようでした。

 

7月8日(土)【帰国まであと1日】

荷物がどうしても重くなってしまって、段ボールとスーツケースの重さの合計が70ポンド(約32kg)を超えてしまいます。 仕方なく捨てる服などを選んでいたら、ハリエットがデルタに問い合わせてくれて、荷物ひとつにつき70ポンドまでという事が判明。 一度諦めたジーパンなんかが戻ることができました。

(※)この文は実家に送ったEメールの内容を元に書いています。本当ならばエコノミークラスは23kgまでの2個が無料となるはずであり、なぜ合計70ポンドに拘っていたのか全く不明です。また「ひとつ70ポンドまで」というのは超過料金ありでの受託最大重量を指すものと思われます。超過料金を心配していたはずなのに、ひとつ70ポンドまでと聞いてすっかり安心の自分、超過料金かかるんだぞ大丈夫か?

 

結局パッキングは夜11時半までかかり、すっかり疲れてしまったのでした。 しかし最後の力を振り絞ってハリエットに宛ててThank-You Note(お礼のお手紙)を書きました。