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語学留学おぼろげ回顧録 24《ハチャメチャなレース》

東京の感染者数の増加が気になるふあららいです。ウィルスはそこここにいるのだと常に意識して暮らさなければなりません。

 

 

サンフランシスコではよくパレードが開催されていました。

 

ある日、お散歩しているとパレードをやっていて、とりあえず写真に収めて、家に帰ってからハリエットにパレードやってたと言っても、住人でさえも何のパレードなのか把握していないこともしばしばありました。

 

パレードとは違うのですが、異色のイベントがあったので紹介したいと思います。

毎年5月後半の日曜日に行われる『BAY TO BREAKERS』というランニング大会です。

2000年は5月21日に開催されました。 ダウンタウンから西海岸のオーシャンビーチまでサンフランシスコの半島を横切る形で12キロを走ります。

当時の参加者は8万人を超える一大イベントで走る人歩く人と各自のペースで楽しみます。

一応ランニング大会なので優勝者には賞品が出て毎年ケニアの選手が優勝するらしいのですが、参加者の大半は仮装ランナーで占められます。 人に聞いた話によると、コースの途中では仮装コンテストが行われたりするので、仮想のレベルもかなり高い様子。

中には全裸で走るグループもいるそうで、ローカルの新聞の記事によると裸の完走者にはヌーディスト愛好会から記念のTシャツが贈呈されるそうです。 それを着て帰るという事だろうか・・・?

ハリエットは去年参加して、今年も行く模様。 クラスメートのA子はご主人と参加するとの事。

レースは生中継するそうなので、私はテレビで楽しむことにしました。

 

そして開催当日、ハリエットは7時にいそいそと出掛けて行きました。

8時にレースがスタート。

その模様をずっとテレビで観ていました。

 

以下、イラスト手紙に綴ったものでレースの様子をお楽しみください。 (あまりにも乱筆だったので、テキストを貼り直しました)

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翌日の新聞には沿道で見ていた人からの投書が載っていました。

「私が裸のランナー達に『服を着てちょうだい!』と言うと、彼らは『服を脱いでちょうだい!』と答えました」

そういえば裸体ランナーは、皆スニーカーだけはちゃんと履いているのがおかしかったな。

 

あとハリエットから聞いた話なのですが、毎年現れるおかしなグループがいるそうで、コース途中にある長い上り坂で鮭の仮装をした何人かがわざと群集の間を縫って逆走するらしいのです。

つまり「鮭の遡上」をやっていて、彼らが通った跡にはオレンジ色のボール(いくら)が残されている・・・という芸の細かさ。

 

おバカでハチャメチャなレースのお話でした。

ちなみに今年2020年は5月31日に開催の予定だったのですが、新型コロナで一旦9月に延期、ついには中止が決定し残念な限りです。