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語学留学おぼろげ回顧録 25《独立記念日を過ごす》

トルコに行くことがあったら、絶対サバサンドを食べたいふあららいです。

 

 

7月4日はアメリカの独立記念日

 

この日には花火大会が開かれるのが定番。

確かハワイでもアラモアナビーチで花火を上げるんですよね。 ただ今年は新型コロナのせいで多くの都市で花火大会は中止となったみたいです。

 

20年後の世界がコロナ禍に苦しめられるとは予想だにしていなかった2000年の7月4日、語学留学の為に渡米しサンフランシスコでホームステイしていた私は多分に漏れず独立記念日を楽しみました。

 

独立記念日が近付くと、街では星条旗のディスプレーがあちらこちらで見られるように。

ある日、ハリエットが赤青白の星条旗カラーの風車を手に持って帰って来ました。 会社帰りに風車を持っている人を見かけ、どこで手に入れたのか訊ねると、配っていた所を教えてくれた上に「欲しいならこれあげる」とその風車を手渡してくれたそうです。 その後すぐに教えてもらったメイシーズに行き、「うちには子供が2人いるからもう一つ欲しんだけれど」とホラを吹いてまんまともうひとつゲットしたのだとか。

 

さて独立記念日当日、日中はのんびりと過ごしながら3時にジェシーの仕事が終わるのを待って、それから早めのディナーです。

ダイニングには小さな国旗が飾られ、窓辺には星条旗の他に姑息な手段でゲットした風車が回っています。

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ディナーではバーベキューソースのスペアリブをいただきました。(あとはよく覚えていない・・・)

 

まだまだ明るいうちにディナーを済ませた後、3人で家を出ました。

向かった先はMLBサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地、パシフィック・ベル・パーク。

ジェシーの同僚がシーズンシートを持っていて(と言うか共同で購入したのかも、英語力不足で詳細不明)、それで連れて行ってくれたのです。 日本のプロ野球は何度も球場で見たことがありますが、MLBは初めてで嬉しかったです。

球場は思っていたよりコンパクトな印象を受けましたが、フェンスが低くて日本より臨場感は勝っていました。 3人で並んで外野席に座ります。

 

この日はコロラド・ロッキーズとのダブルヘッダーが組まれていて、私達が観たのは第二試合のナイターだったので、当時ロッキーズに在籍していて第一試合に登板した吉井理人選手は残念ながら見ることはできませんでした。

外野席からは球場全体がよく見えて、日本のような応援団はいないながらも皆思い思いにヤジを飛ばしたり好プレーに叫び声を上げたりしていてとにかく賑やかでした。

トイレに行くとテレビ中継の音声が流れていて、突然個室の中から「イエーイ!」って叫んでるのが聞こえたりして・・・熱いですアメリカ人。

 

7回表の後には例の「Take Me Out to the Ball Game」(私を野球に連れてって)が流れ、一緒に歌いました。(9割がたハミングで) 試合は3-0でジャイアンツの勝利。

 

試合終了後に花火大会があり、あぁ今日は独立記念日だったと思い出します。

テレビでホームランの打球が海に落ちるのを見たことある方もいるかと思いますが、その球場裏手の海で花火を上げているようでした。 なので私達がいた外野席からは振り返るような形で花火を見ました。

最近日本でも音楽を流しながら花火を上げているところもあるようですが、アメリカでは音楽付きが当たり前のようです。 アメリカ国歌を始め、いろいろな音楽と共に上がる色とりどりの花火をうっとりと見ながら、5日後に迫った帰国を思うとちょっぴり切なくなったのでした。

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夏のサンフランシスコの夜は寒さが半端なく、冬のコートが必要です。