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語学留学おぼろげ回顧録 31《印象に残る先生》

暑い暑い暑い。数日前に朝方すごく涼しい日があって、お盆を過ぎて暑さもひと段落だね~なんて言ってましたが、残暑というものをすっかり忘れていたふあららいです。

 

 

語学留学についてのシリーズなのに、学校の事がほとんど書かれていませんね。 登校して、午前のクラス、ランチ、午後のクラス、下校と毎日同じことの繰り返しであまりネタがないものですみません。

 

今日は久しぶりに学校についてお伝えします。

 

先生は20~30代の人が比較的多かったように思います。 ちなみに私がいたクラスの先生はすべて白人でした。 日本で英語教師をしていた人も2~3人いて簡単な日本語が話せるようでした。 皆、個性豊かで自分との相性がいいととても楽しいクラスでしたが、合わない人だとちょっとツマラナイ・・・。

 

特に印象深かった先生を二人紹介します。

一人目はペイトンという40代(と思われる)の男性で、5月頃からカンバセーションのクラスの受け持ちになりました。 いつも元気なアメリカ人ティーチャー達の中において、唯一日陰が似合いそうなレアなキャラでした。

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フロリダの裕福な家庭の出身だそうで、家にはプールとテニスコートがあったと言ってました。 話すと決して暗いわけではなく、ただ真面目でおとなしい性格ゆえ彼のレッスンはつまらないと言ってクラスを変える生徒も結構いましたが、私の彼に対する評価は悪くありません。

彼は非常に博識で、来日したこともないのに北方領土問題について語った時にはとても驚きました。 しかも島の名前も全部じゃないけど覚えていました。 彼のクラスでは毎週スピーチをしなくてはならなくて、大変でありながらもハリエットの事前チェックを受けるというズルをして毎回「よくできている」と褒められました。

帰国前、「今日で先生のクラスは最後です」と言ったら 「私のクラスをとってくれてありがとう」と握手をしてくれました。 「自分はいい教師じゃないから日々努力の連続です」 「あなたのレッスンはとてもよかったです」 そう言うと嬉しそうにはにかんでいました。

 

もう一人はアリッサという私と同い年の女性で、学校に入ってひと月後あたりのカンバセーションの先生でした。 ペイトンとは正反対の「陽」キャラで、いつもアクセル全開という感じでした。 なぜか私を当ててくることが多かったです。

ある日プンスカご機嫌斜めでやって来ていったい何事かと思えば、オフィスで他の先生と政治的な話題でヒートアップして激論を交わした直後だそうで、「あ~もう腹が立ってやってられないから、今日は自習!」って言い放ったのが印象深いです。

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語学学校なのでレッスンは例外なく英語で行われますが、先生の活舌は明瞭で慣れてくればわかりやすかったです。

ある先生は話すのが速くて(と言ってもネイティブからすれば普通の速度)ついていけなくて困るとハリエットにボヤいたことがあるのですが、「あなたは英語を勉強しに来たんでしょ?文句言わずに努力をすべきなんじゃないの?」とお説教され、ちょっといじけた事もあったっけ。