皆様に質問です。
誰しも国の内外問わず一度はコインロッカーというものを利用した事があると思います。
コインロッカーといえばかつては鍵式のものが主流でしたが、現在は暗証番号式も増えてるようですね。 でもこの暗証番号式の電子ロッカーに疑いを持ったことはありませんか?
鍵式はアナログ&機械的なものですから、鍵さえなくさなければ問題ありません。 (ごくごーく稀に鍵がひん曲がっちゃって鍵穴に入らないなんて事もあるかもしれませんが)
でも暗証番号式は停電、システムの不具合、暗証番号忘れちゃった等の原因により、開けることが出来なくなるんですよ。
ホテルのセーフティーボックスなら、フロントに伝えてマスターキー的操作で開けてもらえますが、出先のコインロッカーでは管理会社に連絡した所で必ずしもすぐに対処してくれるとは限りません。
預けた荷物を出す事が出来ない恐怖。
しかも外国で。
今回の旅行でそんな事態に直面したふあららいです。
長~い前書きになりましたが、そういう事が起きてしまったんです。
旅の最終日、王宮観光を終えてソウル駅に戻って来ました。
駅のコインロッカーに手荷物にするお土産品を預けていたのですが、預ける際に暗証番号の入力がスムーズにいかなくて嫌な予感がしたので早めに戻って来ました。
ダーリンに取り出しの操作を任せて、少し離れたところでもう日本に帰ると言うのに今更ながらソウルの観光パンフレットを物色していたら、「暗証番号が違うって言ってるんだけど!」との困惑の声が聞こえてきました。
駆けつけると画面に『入力した暗証番号が違います』との表示が。
再度、入力しても『違います』と出てしまいます。
そして、何回か繰り返していたら『規定の回数を超えた為、管理会社に連絡してください』となってしまったのです。
さて大変困ったことになりました・・・と書くと、冷静沈着の様ですが、実際は大パニックでした。
管理会社に電話しても韓国語じゃ話が出来ないしと言いつつも、すがる思いでかけてみるとやっぱり韓国語の自動音声で何か言っててわからずじまい。
「どうしよう。どうしよう。どうしようー!」
早目に駅に戻って来たとは言え、空港行きの列車の時間も刻々と迫ってきます。
「どうしよう。どうしよう。どうしようー!!」
と、そこへ一人の制服姿の女性が通りかかりました。 胸のバッチには空港鉄道AREXのロゴマークがあります。
「Can you help us, please?」
とっさに英語で助けを請いました。
(以下英語で)
「なんでしょう?」とお姉さん。
「暗証番号が違うって言って、荷物が出せないんです!」
必死に状況を説明すると、お姉さんは「まあ、もう1回最初からやってみましょうか」と画面を操作し始めました。
暗証番号を入れる段になってダーリンが番号ボタンを押します。
固唾を飲んで見守る私。
すると何という事でしょう。その時に限ってすんなり入力出来てしまったのです。 暗証番号の入力ボタンの接触が悪いのだろうと思ってはいましたが、やっぱりそのようでした。
しかしまだ扉が開きません。 そして画面には請求金額が。
(お姉)「2000ウォン入れて下さい」
(ふ)「でも、お金は預けた時に払いましたけど」
(お姉)「これは延長料金です」
(ふ)「あー延長・・・」
とにかくここでは荷物を取り返すのが最優先です。 お金を出し渋っている場合ではありません。
ダーリンがお金を出すのに手間取っていると、「T-moneyカードでも払えますよ」 と親切に教えてくれました。 2000ウォン分なら、まだ残っている筈とカードをかざして清算完了。
その瞬間『パカッ』と103番の扉が開きました。
(ふ)「Thank you so much! I appreciate you(←これ文法的には正しくありませんけど、感謝の気持ちが伝わればOKなのだ)」
お姉さんは「いいえ~」と言う感じで立ち去って行きました。
結局は、やり直したらあっさり出来ちゃったという事で「なんだよ~もう」でしたが、無事に開いてくれて本当によかったです。 一時はどうなる事かと思いました。
>>>仁川空港でトンカツを食す?へつづく>>>