次の韓国旅行は未定ですが、せっかく韓国語を少し勉強したのでNHKのハングル講座を見続けているふあららいです。
ソウル駅から地下鉄で一駅。 南大門市場にやって来ました。
朝という事もあり、開店準備に追われている様子です。
店先に何種類もの唐辛子の粉が並んでいる光景は韓国ならでは。
細い路地の中で少し迷いましたが、何とかお目当てのお店を発見。
店先にいた小柄なハルモニ(おばあさん)が招き入れてくれました。
今日の朝食は参鶏湯です。
今回の旅行において『参鶏湯を食す』はダーリンのたっての希望でありました。
この「ソウル参鶏湯」はハルモニがおひとりで切り盛りしているようです。 韓国の女性は働き者ですね。
中に入ると、おじさんが一人で参鶏湯を食べていました。 お店はこじんまりとしていて家庭的な感じです。
お品書きの一番上に50年伝統とあります。 創業50年という事かな。
メニューは上から
若鶏の水炊き
参鶏湯
半参鶏湯
鶏と野菜の辛い煮込み
我が家は鶏半身を使う半参鶏湯を2人分注文しました。
韓国語で注文すると、ハルモニが「とぅげ?(2個?)」と確認してきました。 ここで「ねー(はい)」と言えればいいんですけど、「YES」と言ってしまいます。
簡単な言葉なのに、旅行中ついに「ねー」と言う事はありませんでした。 ついつい「OK」とか「YES」って言っちゃうんですよねー。 次回は絶対「ねー」を言ってやるぞ。
韓国の食堂では、必ずテーブルにチョッカラ(お箸)とスッカラ(スプーン)が置いてあります。
写真のように箱に入っている所もあれば、テーブルの引き 出しの中に入っている所もあります。
パンチャンが並べられました。
左から、カクテキ、味噌、青唐辛子と生にんにく、キムチです。
キムチが美味しい! きっとハルモニの手作りなんでしょうね。
青唐辛子と生にんにくには手を付けませんでした。
15分位待ったでしょうか。やっと主役の登場です。
ぐつぐつと煮えたぎる小さな鍋がやって来ました。
ハルモニが鶏肉は塩を付けて食べるようジェスチャーで教えてくれました。
肉片をチョッカラで取り、塩を付けてふーふーしてから口に運びます。
まー美味しい!
しっとり柔らかくてとても美味しいです。
スープにはコラーゲンがたっぷりとしみ出している筈です。 美味しすぎます。
鶏肉の他に、スープを存分に吸って柔らかくなったもち米と高麗人参、なつめ、栗が入っていました。 初めて高麗人参を食べましたが、想像と違って柔らかい一方想像通りの苦みがありました。
夢中で食べているとハルモニがやって来て、片手で杯を持って飲む仕草をして何か聞いてきました。
事前にネットで口コミを見ていたので、それが焼酎のサービスである事がすぐにわかりました。 ハルモニは「焼酎飲むかい?」と聞いているのでしょう。 我が家は二人とも強いお酒が苦手なので「てっそよー(結構です)」とお断りしました。
その後ハルモニは金属の器に入った白飯をひとつ「さーびす」と言って置いて行きました。 「かむさはむにだー」
ダーリンは「参鶏湯の中にごはん(正確にはもち米)が入ってるんですけど、またごはんですか~⁈」と動揺していました。 しかし私はキムチと一緒にごはんを美味しく頂きました。 キムチは白いごはんと食べるのが一番美味しいです。
お腹パンパンになってお店を出ました。
私が「ちゃるもごっすむにだー(ごちそうさまでした)」、ダーリンが「のむましっそっそよー(とても美味しかったです)」と言うと、ハルモニは飴をくれました。 なんていい人なんでしょう。
このハルモニの人柄という相乗効果もあってかはわかりませんが、今回の旅行での食事はここの参鶏湯が一番美味しかったです。
>>>旅の最後は王宮見物へつづく>>>