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南大門市場でおばあさんの参鶏湯を食す【2016韓国旅行】

次の韓国旅行は未定ですが、せっかく韓国語を少し勉強したのでNHKハングル講座を見続けているふあららいです。

 

 

ソウル駅から地下鉄で一駅。 南大門市場にやって来ました。

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朝という事もあり、開店準備に追われている様子です。

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店先に何種類もの唐辛子の粉が並んでいる光景は韓国ならでは。

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細い路地の中で少し迷いましたが、何とかお目当てのお店を発見。

店先にいた小柄なハルモニ(おばあさん)が招き入れてくれました。

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今日の朝食は参鶏湯です。

 

今回の旅行において『参鶏湯を食す』はダーリンのたっての希望でありました。

この「ソウル参鶏湯」はハルモニがおひとりで切り盛りしているようです。 韓国の女性は働き者ですね。

中に入ると、おじさんが一人で参鶏湯を食べていました。 お店はこじんまりとしていて家庭的な感じです。

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お品書きの一番上に50年伝統とあります。 創業50年という事かな。

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メニューは上から

若鶏の水炊き

参鶏湯

半参鶏湯

鶏と野菜の辛い煮込み

我が家は鶏半身を使う半参鶏湯を2人分注文しました。

 

韓国語で注文すると、ハルモニが「とぅげ?(2個?)」と確認してきました。 ここで「ねー(はい)」と言えればいいんですけど、「YES」と言ってしまいます。

簡単な言葉なのに、旅行中ついに「ねー」と言う事はありませんでした。 ついつい「OK」とか「YES」って言っちゃうんですよねー。 次回は絶対「ねー」を言ってやるぞ。

韓国の食堂では、必ずテーブルにチョッカラ(お箸)とスッカラ(スプーン)が置いてあります。

写真のように箱に入っている所もあれば、テーブルの引き 出しの中に入っている所もあります。

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パンチャンが並べられました。

左から、カクテキ、味噌、青唐辛子と生にんにく、キムチです。

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キムチが美味しい! きっとハルモニの手作りなんでしょうね。

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青唐辛子と生にんにくには手を付けませんでした。

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15分位待ったでしょうか。やっと主役の登場です。

ぐつぐつと煮えたぎる小さな鍋がやって来ました。

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ハルモニが鶏肉は塩を付けて食べるようジェスチャーで教えてくれました。

肉片をチョッカラで取り、塩を付けてふーふーしてから口に運びます。

まー美味しい!

しっとり柔らかくてとても美味しいです。

スープにはコラーゲンがたっぷりとしみ出している筈です。 美味しすぎます。

鶏肉の他に、スープを存分に吸って柔らかくなったもち米と高麗人参、なつめ、栗が入っていました。 初めて高麗人参を食べましたが、想像と違って柔らかい一方想像通りの苦みがありました。

 

夢中で食べているとハルモニがやって来て、片手で杯を持って飲む仕草をして何か聞いてきました。

事前にネットで口コミを見ていたので、それが焼酎のサービスである事がすぐにわかりました。 ハルモニは「焼酎飲むかい?」と聞いているのでしょう。 我が家は二人とも強いお酒が苦手なので「てっそよー(結構です)」とお断りしました。

その後ハルモニは金属の器に入った白飯をひとつ「さーびす」と言って置いて行きました。 「かむさはむにだー」

ダーリンは「参鶏湯の中にごはん(正確にはもち米)が入ってるんですけど、またごはんですか~⁈」と動揺していました。 しかし私はキムチと一緒にごはんを美味しく頂きました。 キムチは白いごはんと食べるのが一番美味しいです。

 

お腹パンパンになってお店を出ました。

私が「ちゃるもごっすむにだー(ごちそうさまでした)」、ダーリンが「のむましっそっそよー(とても美味しかったです)」と言うと、ハルモニは飴をくれました。 なんていい人なんでしょう。

このハルモニの人柄という相乗効果もあってかはわかりませんが、今回の旅行での食事はここの参鶏湯が一番美味しかったです。

 

 

>>>旅の最後は王宮見物へつづく>>>