旅ごころのよりどころ

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凄いとしか言いようのない

お餅はおいしいとつくづく思うふあららいです。

 

 

この新聞記事を読んでビックリしましたよ。

信濃毎日新聞2023年12月31日朝刊紙面より引用)

 

記事の内容は、外国人が日本国内で免税で購入した品物を出国前に転売していたというものですが、驚いたのがその購入金額です。

2022年度に日本の免税制度を使用して1億円以上購入した人が374人! ひとりで1億円以上お金を使っているんですよ! つまり374億円以上がどこかしらの収益になっているわけです。あ、合計金額も載っていました。1704億円ですって。そりゃインバウンドを崇めるわけだわ。しかも2022年度ですからね。まだまだインバウンド復活途上の時です。

主な購入品は高級時計やゲーム機が多く、ブランド品のバッグ類を100点以上購入した例もあるそうです。

 

で、問題になっているのは、免税制度は購入品を自国に持ち帰って使う事を条件とされているのが守られていないということ。1億円以上購入した外国人57人に対し(出国時だと思うのですが)税関が抜き打ち検査をしたところ、実際に品物を所持していたのは1人だけだったとか。消えた購入品は日本国内で転売したものとみられるそうです。で、それ以外の56人には消費税を支払わせる決定がされたのですが、納付したのは2千万円(!)の1人だけで、残りの55人は所持金がないとか何とか言って未納のまま出国した、つまり逃げおおせたという事ですね。当然、次回からは入国拒否ですね。

このままではいかんと、政府は出国時に免税金額を還付する制度の導入を検討しているそうですよ。韓国ではすでに事後免税制度という形でやっていますよね。