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ワサビでなく「かんずり」で食べるお蕎麦

冬の必需品「レンジでゆたぽん」を使い始めたふあららいです。

 

 

2023年10月24日の紅葉見物の帰り、前週に続いて新そばを求めて中野市の郷土(ごうど)というお店に寄りました。

看板には笹ずしの表示も。

 

笹ずしと言えば新潟の方の郷土料理ですよね。新潟出身の人が経営しているのでしょうか? これまで食べたことがないし、1枚125円との事なので注文してみました。

 

こちらが笹ずしです。笹の葉に手のひらサイズの酢飯、そして炊いた山菜を刻んだものが載っています。酢飯がまろやかで、なんとも素朴なお味でした。ビックリしたのがご飯の美味しさ。大粒の飯粒は非常にモチモチとしていて、もち米使ってる?って思ったほどでした。自家製のコシヒカリとの事で、新米というのもありますがコシヒカリの真価を知った次第です。

ウィキペディアによると、笹ずしは新潟県だけでなく北信地域でも食べられているそうです。

 

お蕎麦はしめじ天ざるにしました。お蕎麦がツヤツヤしていて、太さにバラつきもありいかにも手打ちって感じが好きです。

天ぷらがしめじじゃなくて舞茸ならよかったのに~との思いは一口食べて撤回させられました。なにしろ大きくて立派なしめじで(写真ではそれほどに見えませんが)、これが美味しかったんです。衣もサクサクと軽くて、とっても美味しかった~。

お蕎麦ももちろん美味しかったですが、変わっていたのが付けつゆで、お醤油控えめにしたと思われる琥珀色をした出汁の香り高きつゆだったのでした。

 

つゆの他にもうひとつ変わっていたのが、ワサビがなかったこと。その代わりかんずりを使ってみて下さいと言われました。かんずり新潟県上越地方に昔からある唐辛子で作った調味料という知識はありましたが、いただくのは初めて。ペースト状のかんずりは味噌よりは柔らかく、意外と辛さはマイルドでほのかな酸味を感じました。酸味と辛さのマリアージュはタバスコを思い起こさせます。

トップメーカーである有限会社かんずりのHPによると、塩漬けにした唐辛子を雪の上でさらした後、麹、柚子、食塩を加え3年間熟成させるのだそうです。酸味は発酵によるものだったのですね。

 

ところで、2週にわたり新そばをいただいた気になっていたのですが、思い返すと2店舗とも「新そば」の張り紙がどこにもなかったのでした。普通、新そばを始めていたら必ず目立つ所に表示しますよね。てことは新そばのつもりで古そばを食べていた?

ダーリンさんが情報通に聞いたところ、今年は猛暑の影響で蕎麦の収穫が2週間ほど遅れているのだとか。うーむ、そういうことか・・・