健康診断が近付いてきているので、甘いものを控えているふあららいです。
以前投稿したANAの7000円セールで取った飛行機に乗る日がやって来ました。セールでは3ヶ所の往復チケットをGET。すべて1泊の弾丸旅となります。
弾丸旅第一弾、そして今年最初となる旅行先は島根県の松江です。私は去年3月の出雲参拝旅以来(と言っても通過しただけですが)、ダーリンさんは山陰地方初訪問となります。
旅程は初日に足立美術館へ行き、松江市内で宿泊。翌日は松江城を見学後、お堀めぐりの船に乗り、移動して美保神社に参拝というものです。1泊なのでさらりとした内容となっています。足立美術館では雪化粧した庭園を見るのが楽しみです。
2023年1月25日(水)
不運にも10年に一度と言われる大寒波の到来と重なってしまいました。前日は松本でも5センチほどの積雪があり、車で行く羽田までの道中が危ぶまれました。実際、前夜には高速道路の塩尻IC~諏訪IC間が通行止めとなり、12時20分の米子行きの便に乗るために朝6時に出発することにしました。
夜明け前、気温は-9℃。路面は除雪されていますが黒々と光っていてアイスバーンなのは確実です。慎重に運転して最寄りの塩尻北ICに辿り着く頃に通行止めが解除となりラッキー。とは言え高速でもそんなにスピードは出せません。とにかく無事に羽田まで行くことが最重要です。
飛行機の運行状況も心配でした。家を出る段階ですでに我が家が乗る1087便より前の3便の欠航が決まっていて、1087便もどうなるかまだ分からない状態だったのです。
小仏トンネルを過ぎた辺りだったでしょうか、とうとう1087便が欠航が決まり、後続の15時30分発の385便に予約を振替えました。私が振替え手続きに奮闘している最中にダーリンさんのケータイに米子空港のトヨタレンタカーから「欠航になりましたが予約どうしますかー?」の確認連絡があり、予約はそのまま生かしてもらいました。
予定外にできてしまった3時間は平和島温泉で過ごすことに。ダーリンさんはサウナに入れて大喜び。私もゆっくりと湯に浸かり、お昼を施設内のレストランでいただきました。ラーメンやチャーハンを食べながら、家から持って来た朝刊を広げて読みます。これが競艇新聞だったらサマになっていたことでしょう。
ちょうどいい頃合いに羽田空港に移動、さっさと保安検査を通過し、70番スポットから出発です。しかし状況によっては羽田に引き返すという条件付き運航となり一抹の不安を抱えての搭乗となったのでした。
16時55分、雪雲が垂れ込め視界が悪い中、無事に米子空港に到着。
すぐにレンタカーで出発です。予定していた足立美術館は諦めることに。行ったところで有名な庭園もドカ雪で風情など無くなっているでしょうからね。仕方ないです。
この日の朝、米子では積雪39センチを記録。ほぼすべての道が除雪されていなくてどこもかしこも雪まみれです。
最高時速40キロ未満で深い轍にタイヤを取られながらフラフラと進んで行きました。
長野県民なので多少の雪道は慣れていますが、それでもすごく緊張します。借り物の車というのと、旅程はすでに変更づくしとなっていますが事故を起こせばさらにめちゃくちゃになってしまいます。それだけはあってはなりません。
18時半に松江市内のホテルに到着しました。チェックインを済ませてすぐに予約してあった小料理屋さんへと向かいます。雪道を3分程歩いて訪れたのは「季節料理 湖粋(こいき)」さんです。
事前にクチコミを見て5000円のコースを予約していました。キャンセルすることにならなくて本当によかった~。ここでのお食事もお楽しみのひとつだったのです。
期待通り、どれもみな美味しかったです。
今日は日本酒をいただくことに決めていました。
今週のおすすめの中から、出雲のお酒をチョイス。冷やでいただきました。
お造りは3種。左奥が地元でヨコワと呼ばれるクロマグロの幼魚で、脂がのってて最高に美味しい~!
右の白身はバトウ(マトウダイ)だそうです。初めていただきましたが、程よい歯ごたえで美味。そして手前のアオリイカの甘いこと!
焼いた鰆にはすりおろしリンゴ入りの大根おろしが乗っていて、ほんのり甘酸っぱくて美味しかった。
かつらむきした大根で巻かれたブリ大根。お出汁がしみしみです。
お酒も2杯目に行っちゃいます。奥出雲の七冠馬を燗にしていただきました。
何とか牛(忘れました)が柔らかくてとろけるよう。貧乏舌ゆえ人生初となるトリュフの存在意義はよくわかりませんでした。
子イワシの天ぷらがサクサク&ほろ苦くて美味しかった~。
〆はお茶漬けでした。
これがまた美味しくって・・・
デザートも手を抜いていません。パリパリのカラメルが乗ったプリンでした。
ラズベリーの酸味がアクセントです。
6月に行った志摩のオーベルジュもそうだったのですが、美味しいお料理を味わえるお店に出会うと違う食材を味わいに別の季節に再訪したくなります。
店主の方の感じもよくて、お迎えはもちろんお見送りまでしていただけました。
今回の宿は全国にドーミーインを展開する共立リゾートの和風ビジネスホテル「御宿野乃 松江」です。もちろん全国旅行支援を利用しました。
外国人受けを狙ってのものか和風がコンセプトのホテルなので、エントランスで靴を脱ぐようになっています。館内はロビーも廊下も畳敷き、客室も畳にベッドの造りとなっていました。
ドーミーイングループなので、お風呂上がりのアイスに加え、夜鳴きそばのサービスもあります。
お風呂で冷えた身体を温めながら、波乱万丈な1日を振り返りました。なんとか来られて本当によかったです。明日も無事に帰れますように・・・