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港の食堂で朝ごはん&朝さんぽ【夕日を求めて伊予の国へ】

こうして旅行記を書いていると、いい景色を見て、美味しいものを食べて、新しい知識を得ることができて、やっぱり旅っていいな~と思うふあららいです

 

 

2022年11月9日(水)

3日目の朝を迎えました。停泊している船を見るだけで、港町好きの血が騒ぎます。

 

ホテルを出て、魚市場の前を通りやって来たのは港に上がった魚を小売りしているどーや市場です。

 

その隣にあるのが「どーや食堂」こちらで朝食をいただきます。

 

通常の海鮮丼はお昼からのメニューとなり、朝はまかない海鮮丼というものになります。他には朝定食やご当地名物の八幡浜ちゃんぽんがいただけます。

 

店内はこんな感じ。パイプ椅子が並び、港の食堂らしい実用一辺倒の造りです。

 

学校用の椅子もあったので、我が家はこちらに腰掛けました。いや~懐かしい~。これに座るの何年振り?

 

さてさて、こちらがまかない丼(並600円)です。100円のお味噌汁も付けました。丼ぶりの半分は釜揚げしらすが占めていました。佐田岬半島近海は日本有数のしらすの産地だそうです。他には鯛やぶり、サーモンの切り落としが乗っていました。ご飯は甘めのすし飯。ネタがこれでもかと乗っていて、600円で十分に満足な量でした。

 

今日もとってもいい天気。清々しい朝です。

 

食後は腹ごなしに町を朝散歩。昨日日の入りを見届けた太陽さんおはよう!

 

ウィキペディアによると、八幡浜は古くから九州や関西との海上交易が盛んなことから「伊予の大阪」と謳われ、四国の西の玄関口、交流・交易活動の拠点として発展してきたそうです。海運産業の名残でしょうか?町の中心を流れる千丈川には古い倉庫がありました。

 

河口には造船所が。「港町だから漁船の修理をする、言わば町の自動車修理工場みたいなものなんだろうね~」なんて話しながら歩いていましたが、今調べたら真実が判明。2万トン越えの貨物船も造るそれは立派な造船会社だったのでした。町の修理工場だなんて言って、すみません。

 

町にはじゃこ天を製造販売するお店がそこかしこにあります。東日本ではさつま揚げと呼びますが、当地では「てんぷら」なんですよね。面白いです。

 

高台に町の名前の由来と思われる八幡神社があったので、お参りして行くことに。結構な角度の階段を息を切らしながら登りました。手すりを掴まないと怖いくらいです。

 

上がり切ると、2匹の猫さんに出迎えられホッコリ気分♪ 

この地域はもともとリアス地形で、平地となっている町の中心エリアは1500年代から埋め立て工事が進められたのだそう。という事は、この崖の上の神社はそれ以前に建てられた・・・などとブラタモリ的な考察をします。

それでは答え合わせ。創建は西暦717年の奈良時代に遡り、全国に4万5千社ある八幡様で4番目に古いのだそう。驚いたのが、八幡神社総本宮である大分の宇佐神宮は、725年にここの八幡神社から分霊され、八幡様としてはここより新しいということ。(その地にはもともと比売大神を地主神として祀るお宮はあったそうですが)

土地の神様に御挨拶をして、猫さんたちに「どうぞお達者で」と別れを告げ、急な階段を膝をかばいながら下りたのでした。

 

 

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