旅ごころのよりどころ

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感染を拡げないために

次の旅行の予定が立てられずつまらないふあららいです。でも自分だけじゃないんですよね。

 

 

今の日本は呑気と言うか、正常性バイアスに支配されてしまっている気がしなくもないです。

 

正常性バイアス・・・私がこの言葉を知ったのは数年前だったかと思います。

あるテレビ番組で2003年に韓国の大邱市で起きた地下鉄放火事件のことが紹介されていました。 197名の犠牲者を出したこの事件の発生時、停車中の車内に火災による煙が流れてきているのに、一部の乗客はじっと座ったまま何も行動を起こさなかったのです。 番組では車内の様子が映った写真を出して、これは正常性バイアスによるものだと説明していました。

 

目の前の異常を正常の範囲内と思い込んでしまうことで取るべき行動に遅れが生じてしまい、取り返しのつかない事態に陥ってしまう正常性バイアス。 元々はパニックにならないよう冷静さを保つ為に備わったものでもあるそうなのですが、それも行き過ぎると悲惨な結果を招きます。

 

また今回この正常性バイアスを調べていたら、「同調バイアス」というのがあることも知りました。 日本人のDNAに染みついた何事も周りに合わせましょうといった思考・・・否、もはや呪縛? これが先に述べた正常性バイアスの行き過ぎを助長する要因となりそうです。

『何か芳しからぬ事が起こった』

『だけど周りの人は普通にしているし、ここで自分だけ動いたら目立って恥ずかしいな』

『皆が動かないうちは大丈夫だろう、すこし様子を見るか』

私もこんな事やりそうやりそう。

 

ニューヨークで感染が急速に拡大しているそうです。 WHOは24日にアメリカがヨーロッパに代わり流行の中心地になるという見解を出しています。

最近若者を中心に「コロナ飽き」が広がっているようですが、日本も気を緩めずにいかないと大変なことになってしまうかもしれません。

 

「自分だけは大丈夫」って思わないように律していきたいと思います。

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