若い頃にカエルの小物を集めていたふあららいです。
今回の旅でヒロに泊まるとなっていろいろ調べていたら、ヒロの夜は相当騒々しいことを知りました。
音の主はコキガエル(CoquiFrog)という外来種のカエルで、日が暮れると3センチ程度の小さな体からは想像もつかない大音量で鳴くのだそうです。
その鳴き声は「ぽぴっぽぴっ」(ぴにアクセント)といった鳥の声か、はたまた電子音かと、およそカエルらしからぬものだそうで、カエル好きの私としてはぜひこの耳で聞いておきたいと楽しみにしていました。
リーズベイホテルにチェックインした際、フロントデスクの片隅に小さな茶色いカエルが何匹か瓶の中にアルコール漬け(?)されているのが目に入り、うえぇぇとおののいたのですが、これがまさにコキガエル。
このカエルの増殖による騒音の被害のみならず、在来の生態系への脅威の為、哀れなコキガエルは駆除の対象となっているのです。
しかし繁殖力の高さから駆除しきれず、不動産の価値が下がるなど様々な面で影響を及ぼしているのだとか。
さて日が暮れて外に出てみると、茂みの向こうからぽぴぽぴ音が聞こえてきました。
可愛らしい澄んだ鳴き声です。
聞いていると「ぽぴぽぴ」だけじゃなく、たまに「ぽぴぴぴぴ・・・・」って、まるで「ウグイスの谷渡り」のようなバリエーションもありました。
遠くだとそれほどではないですが、近くで鳴くと確かにけたたましい音量です。
70~80デシベルはあるのだそうです。
ちなみに70デシベルが電話のベル、80デシベルが地下鉄の車内と同等らしいです。
我が家は自宅のアパートからちょっと行けば田んぼがあり、シーズン中の夜のカエルのゲコゲコ音には慣れているのと、2泊だけの滞在ですから興味津々でしたが、これが毎晩の安眠を妨げているとなるとお気の毒です。
このコキガエルですが、オタマジャクシにはならず卵から孵った時からカエルの姿をしているんだそうで、小さな小さな子ガエルなんて可愛すぎる~と想像しただけで身悶えしてしまう私でした。
結局のところ寝る時は窓を閉めるし、いつものように耳栓をしているので、ぽぴぽぴ音で眠れないという事はありませんでした。
それよりも真夜中に飛行機が離陸する爆音がすごかった~ (ホテルとヒロ空港の滑走路の端までの距離は1㎞ありません)