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語学留学おぼろげ回顧録 3《ビザ取得が遅れる》

夜中ふと目が覚めた時、肩に力が入っているのに驚いたふあららいです。寝ている時でも力が入っていたら、そりゃ万年肩こりになる訳だわ~と納得です。

 

 

必要書類を留学エージェントに送り、あとはビザ取得を待つだけ・・・

のはずがそうは簡単にはいきませんでした。

 

年内には学生ビザが取得できる見込みだったのですが、12月半ばに留学エージェントから連絡がありました。

現地の語学学校が作成した入学許可証の内容に不備があった為、正しい入学許可証が届いてから改めてビザを申請するとの事でした。

ちょうどホリデーシーズンとなっていて、日本からクリスマスカードを贈るにも2週間は余裕を見ないといけないアメリカの郵便事情が厳しいこの時期に、学校の失態にはがっかりさせられました。その正しい入学許可証はいつ届くんだろう・・・。間に合うのかな

 

結局年内にはビザが取得できず年が明け、世間は2000年問題でコンピューターは大丈夫か?などという話題が持ちきりだった頃、私は私でビザが取れないまま出発まで1ヶ月を切ってしまい気が気ではありませんでした。

 

学生(F-1)ビザが添付されたパスポートが手元に届いたのは、1月10日頃だったと思います。

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これでひと安心。

 

出発10日位前に、一般の旅行ツアーと同様に搭乗便が記された最終案内が届きました。 書類の中にホームステイ先についてのインフォメーションがあって、ここで初めて居候先について知ることができました。

ホームステイを申込む際、希望で選べる項目が二つありました。 ひとつは子供の有り無し、もう一つはペットの有り無しです。 私は子供は無し、ペットは有りを希望しました。

私のイメージとしては、郊外の一軒家に大型犬がいて、一緒にお散歩したり公園で遊んだりするような感じです。 うーん考えただけでワクワクします。

ちなみにその二つ以外の希望は一切受け付けられません。 「白人家庭がいい」なんてもってのほか。

 

気になる私の居候先ですが、インフォメーションにはHarriet という女性の名前と年齢、住所、そしてペットが猫と書かれていました。

他に家族の名前がなかったので、一人暮らしの方? 猫は自分の家でも飼っているし好きだから問題なかったのですが、ここで「一軒家に大型犬」の夢は消えました。

 

とにもかくにも現地に知り合いが誰一人いない中、滞在中頼れる人はこの人だけ、困った時は助けてもらわなければ・・・書類の名前をじっと見つめました。 いい人だといいな・・・猫好きなら話が合うかも・・・

 

後にハリエットにそんな話をした時、「私もどんな人が来るのか、うまくやっていけるか、すごく不安だったのよ~」と、太平洋を挟んで同じ心境だった事を教えてくれました。