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キトラ古墳で古代のロマンを感じる【2023おひとりっぷ奈良】

明日香村は平地といったイメージを持っていましたが、丘が連なる意外と起伏に富んだ地形で驚きました。実際に行ってみないとわからない事ってあるものだなと思ったふあららいです。

 

 

高野山を後にしてやって来たのはキトラ古墳です。前々から明日香村に行ってみたいと思っていたので、この機会に帰りに寄りました。

 

壁画体験館に入ります。こんなに立派な施設なのに無料なので驚きました。

このエリアにはキトラ古墳より先に発見された高松塚古墳もありますが、キトラ古墳のほうに心惹かれました。

 

作られたのは7世紀末から8世紀初め頃だそう。かなり身分の高い人物が埋葬されていたようですね。でも特定できていないんですって。名前くらい石に彫っておけばよかったのに。

 

実物大のレプリカがありました。

 

これがファイバースコープによる初めての石室内調査で発見された玄武です。その場にいた方たちはさぞや興奮した事でしょう。

 

こちらは別の展示で再現されていた白虎です。絵師が筆を動かすさまを想像しました。

石室の内部は漆喰が施され、その表面はとてもすべすべしていて細かい筆遣いで表現することができたのだそうです。

四方の壁に描かれた四神の他に天井に東アジア最古と言われる天文図があるのがキトラ古墳の特徴です。277個もの星が描かれていたんですって。

 

古墳ができた当時は百済からの渡来人がこの地に暮らしていたそうです。彼らの文化の影響を受け様々な分野で発展したのでしょう。しかしそもそも渡来人はどういった経緯で日本に渡って来たのか気になりました。大和朝廷から招へいされたのか、それとも戦争などで国を捨てて来たのか・・・

7世紀半ばまで朝鮮半島高句麗新羅百済の三国がありましたが、663年の白村江の戦いで、百済が滅亡する時に多くの人々が倭国(日本)に亡命したそうです。これらの一部の人が住み着いたのかもしれません。

 

 

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