ダーリンさんと行く秋の旅行についてそろそろ決めていきたいふあららいです
五箇山ICから東海北陸自動車道に入り飛騨高山を目指します。片側1車線の地方高速ですが、これがあるのとないのでは所要時間が大きく変わります。
高山西ICで降りて、目の前の道の駅ななもり清見で昼食。高山ラーメンです。チャーシューが美味しかった。
隣のテーブルの朴葉味噌定食を食べてる男の子二人とパパママのファミリーが幸せそうでよかったな。子供のいない私が持ち得なかった人生をこっそりと味わせてもらいました。
この後はもう予定がなかったのですが、このまま帰ると早く家に着いてしまうのでなんだかもったいないなーと、千光寺へ行ってみることにしました。
その前に高山のローカルスーパー「さとう」で今夜の食材を調達。「あげづけ」はTV番組「マツコの知らない世界」で知りました。味付けの油揚げですが、シンプルな醤油味で甘みはありません。これはフライパンでこんがり焼いて食卓に。右の「けいちゃん」は奥美濃地方の郷土料理で、味付けされた鶏肉をキャベツと一緒に炒めていただきました。ダーリンさんは喜んで食べていましたが、私にはどちらもしょっぱかったです。
さて千光寺です。高山の中心部から車で20分程の山の中にある真言宗のお寺です。真言宗のお寺ですが、境内には空海像は見当たりませんでした。弘法大師様ファンの私としてはちょっと残念。
立派な山門にはパステルカラーの天井画が。見ているだけでほんわかとした気持ちになります。
えっちらおっちらと石段を登って
本堂にお参り。
本堂の左側に宿儺堂がありました。普段は週末だけ開くようですが、この日はお盆期間という事で入ることができました。
中に入ると両面宿儺(りょうめんすくな)の石像がありました。高さ2メートルくらい?結構大きいです。これは一体何ぞや?という事で調べましたよ。
その名は日本書紀に記されていて、時は仁徳65年(西暦377年)の古墳時代まで遡ります。飛騨地方にいた豪族と思われ、中央政権により討伐されたそうです。討伐した側は化け物だとか朝廷に逆らったとか領民を苦しめていたなどと理由をつけて殺害を正当化していますが、地元では慕われていたようで「スクナ様」「両面様」と信仰の対象として伝承されてきました。両面と呼ばれているのは顔が頭の前後にあったからで、それ以外にも手が4本あったそうです。
お堂には「左から1周してください」と書かれていたので後ろに回ると、なるほど後頭部にもお顔がありました。指を立てていて可愛いポージングですが、これは印を結んでるんだそうです。鎧を身につけ腰脇には刀やら斧やらを差していて勇ましい人だったのかな。ただ、なんで両面だったのでしょうね。現代的考察をするならば結合双生児だったのかもしれませんが、実際のところどうなんでしょう? 謎がロマンを呼びます。
この後まっすぐ松本へと帰り、16時半に帰宅しました。疲れたけど気ままな一人旅は充実感・達成感が大きいです。今後も近県へのおひとりっぷドライブ旅をやりたいなと思います。