秋の日差しに当たると疲れるふあららいです。光線に圧があるというか、濃ゆい感じがします。
2019年9月3日(火)
今日でザンクトヴォルフガングともお別れです。
雲が流れて、いいお天気になりそう。
今朝は他所へ朝食をいただきに出ました。
歩くこと5分、湖畔に建つホテルに着きました。
ここは旅のきっかけとなった韓国のテレビ番組で出演者が泊まっていたホテルです。
本当は私もここに泊まりたかったのですが、空きがなくてやむなく近くの宿にしましたが、外来でも食事ができるようなので朝食だけいただきにやって来たわけです。
キラキラ光る湖を眺めながらの食事・・・素敵だろうな~。
ところが、入口の脇に『CLOSED』のサインが出ていました。 え~せっかく来たのにやってないの?
中を覗いてみると、人影が見えました。 もしかしてまだ準備中なのかな?
今から思えば止めておけばよかったのに、話だけでも聞いてみよう・・・とドアに手を掛けます。 ドアがロックされていたら、諦めたはずでした。 しかし、ドアにはカギが掛かっていなくて開きました。
中では小型犬が私に気付き、ドアの向こうで吠えています。 中年女性がやって来ました。
「Good morning」と挨拶すると同時に、その女性はニコリともせず手だけではなく体全体を使ってグイグイと私を外に押し返したのです。
何事かとビックリしていると、女性が「犬が外に出たら困るの!」と言いました。 ああ、なるほど。
「朝食を取りたくて来たんですけど」
(サインを指さして)「ここに出てるでしょ。今日は休みなんです」
「そうなんですか・・・」
「町の中心まで行かないと朝食は取れませんよ」
「わかりました・・・」
朝食の為にそこから町まで歩いて行く時間的余裕はなかったので、トボトボと宿に帰りました。
朝ごはん、どうしよう・・・ 私は朝なにかしら食べないとダメ派なのです。
そういえば・・・と思い出しました。 宿の口コミに、共用スペースに無料の食パンがあって・・・って書いてあったような。
行ってみると、ありました。 トースターもありました。
とりあえずパン2枚とヌテラを貰って部屋に戻り、おせんべいの最後の1枚と一緒にいただきました。
炭水化物オンリー、なんとシンプルな朝食よ!
この景色も見納めです。
10時13分のバスに乗るので、10時にチェックアウト。
チェックインの時のゴタゴタしたことを思い返します。 結局ハウスルールに関してなんの説明も受けないまま過ごしていました。 個人経営とは言え、なんだかオペレーションがうまく回っていない感じの宿でした。 夜間締め出しの危機もあったし。
お部屋の設備は豪華で最高だったんですけどね。
スムーズにチェックアウトできるかなーと一抹の不安を抱えてフロントに行くと、まさかのーと言うか、やっぱりの、誰もいない・・・
精算は事前に済んでいたので、カードキーに「10:02 チェックアウトしましたよ」とのメモを添えて宿を出ました。
バス停で待つ間、湖を眺めます。
SUPする人や釣りをする人・・・それぞれの1日がスタートしていました。
白鳥さんが挨拶に来てくれました。
水がキレイなので脚の動きがよく見えます。
本当にいい所で、のんびりリラックスできました。 来てよかった。
ただ・・・
切符売り場の怖いお姉さん
列車内でドカドカぶつかってきた大家族
そして今朝の塩対応の女性
・・・と、対人面ではあまりいい思い出はできませんでしたが。
>>>鉄道の旅 in オーストリアへつづく>>>