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松本移住の発端?

月に4冊は図書館で借りた本を読むふあららいです。

 

 

松本市には全部で11の図書館があって、今日はここ、次はここ、と、行くごとに図書館を変えています。

昨日は中心市街地の外れにある「あがたの森図書館」へ行きました。

図書館が入る建物は旧制松本高校の校舎として建てられたもので、大正9年1920年)に竣工、平成19年に市の重要文化財に指定されています。

100年を超える建造物だけに、つい先日耐震化工事が行われていました。メンテナンスが行き届き内部はとても綺麗です。

ノスタルジック漂う廊下。歩くとギシギシ鳴ってなんかいいです。

 

現在図書館の他、市のコミュニティセンターとして活用されていて、一部の部屋は見学できるようになっています。こちらでは校長室を再現。

保存状態がいいので、ドラマのロケやミュージックビデオの撮影に使われたことがあるそうです。

隣には旧制高等学校記念館があり、全国の旧制高校に関連した資料が展示されていて、戦前のバンカラ学生の学校生活などを知る事ができます。

余談ですが、芥川賞作家の北杜夫氏は松高を卒業していて、「どくとるマンボウ青春記」で松本での学生生活の様子を綴っています。私はこの本を高校生の時に読みました。雨に濡らしてグニャグニャに型崩れしたこの文庫本を今も持っています。松本が舞台だから買ったのか、それともこの本を読んだことで松本に関心を抱いたのか、どちらが先だったのか分からないのですが、後年の松本移住に繋がる種が蒔かれたのは高校時代だったのかもしれません。