今まで「神代」の読み方が「かみよ」なのか「じんだい」なのか、わからなかったふあららいです。今回行った所は「じんだい」と読むそうです。
ようやく信州でも桜の開花が始まりました。「開花」と聞けばウズウズしてきます。ダーリンさんがお休みだった昨日出掛けてきました。とは言っても、信州ではまだ開花したばかりで満足のいく桜見物はできそうもありません。なので県境をまたいで山梨県まで行って来ました。
韮崎市の「わに塚のサクラ」、そして北杜市にある「山高神代サクラ」の2ヶ所をを回りました。
まずはわに塚のサクラです。釜無川の右岸を甲府方面へ進んで行くと、山肌にポチポチと桜が見えました。
私、山に咲く桜の遠望も大好きです。「霞か雲か・・・」とはよく言ったものですね。
わに塚のサクラはまだ水の張られていない田んぼの中、小高くなった所にすくっと立っていました。
樹齢330年のエドヒガンザクラだそうです。「わに塚」はヤマトタケルノミコトの王子・武田王の墓と伝わっているそうで、パワースポットとの看板もありました。パワースポットの真偽はともかく、南に富士山がばーーんと聳え景色は抜群ですが、高圧線の鉄塔がその景観を邪魔していて興冷めでした。反対側には八ヶ岳が見えますが、桜と一緒に写真に収めるには望遠レンズがなければダメでしょうね。
それでも小高い所ではあるので、とても気持ちのいい所でした。
次は山高神代サクラです。
予定になかったのですが、道すがら看板を目にして行ってみようかとなりました。わに塚から車で15分で着きました。こちらは有料(500円)の駐車場が何か所も設けられ、食べ物を扱う出店もたくさんあって大いに賑わっていました。
神代サクラは実相寺という日蓮宗のお寺の境内にあるようですが、たくさんの桜が咲いていてどれがどれだかわかりません(笑)
微妙に色が違う桜や枝垂桜など神代じゃない桜も見事に咲いています。水仙も満開でした。
青空に映えますね。
境内を歩き回っていると、一目で「それ」とわかるものが。
すごい迫力です。というか痛々しさを感じるような・・・。樹齢2000年のエドヒガンザクラで、こちらもわに塚と同じくヤマトタケルノミコトの伝説が残っているそうです。よくぞここまで生きながらえてくれました。この神代サクラは福島県の「三春滝桜」、岐阜県の「根尾谷淡墨桜」ともに日本三大桜なんですって。
駐車料金を支払った時に頂いたパンフレットを帰宅後に読んでいたら、境内には8カ月間も国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」で保管された神代サクラの種が育った「宇宙桜」があるなど、後から「見たかったな~」と悔やむ見どころがあったのでした。