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関東唯一の下り宮を参拝

昨日今日と空が霞み山がよく見えません。埃っぽくて目がゴロゴロして困るふあららいです。

 

 

先日前橋のコストコへの道中、前から気になっていた神社に寄りました。

貫前(ぬきさき)神社、群馬県富岡市にある上野国の一之宮です。こちらは総門。

総門から振り返ると大鳥居が。鳥居の先には長い石段がありますが、我が家は横着して車で脇の車道を上がって来ました。

 

総門の脇を固める狛犬さんがニカッとお出迎え(笑)

 

総門の先には下りの階段があります。上って下るお宮なのです。この貫前神社は日本三大下り宮のひとつとされています。他の二つは宮崎県の鵜戸神宮熊本県草部吉見神社です。

 

社伝によると創建は6世紀。2柱ある祭神の1柱は物部氏の祖神とされ、飛鳥時代物部氏は軍事の豪族だった故か武神として崇められ、上杉、北条、武田各氏に支配された際も庇護を受けていたらしいです。江戸時代には徳川家の庇護を受け、本殿、拝殿、楼門と回廊は3代将軍家光による造営で、5代将軍綱吉の時に極彩色に塗られて現在に至るそうです。御本殿の色彩豊かなこと! 東照宮にも引けを取りません。

12年毎に修理清掃を行っているとか。それでこの美しさを保っているのですね。細かい文様を見ていると、全部仕上げるのにどのくらい時間が掛かるのかと気が遠くなります。

 

柱に付いた霊獣がこっちを見て、またまた愛嬌たっぷりにニカッってしています(笑)朗らかな気分にしてくれます。

 

御本殿の裏に回って来ました。

 

樹齢千年を超える大杉がありましたが、残念ながら枯死していました。

 

おみくじを引いてみます。

結果は中吉。旅行は「ひかえて吉」との事。年が明けてから立て続けに出掛けましたからね~。

 

下り宮ってどうなんだろうと思ってきましたが、日の高い時間帯だったこともあり「下り」といったネガティブな感じは全くしなくて、燦燦と太陽の光が降り注ぐカラッとした雰囲気のお宮でした。

 

駐車場近くにあった推定樹齢千年のスダジイがすごい迫力でした。グニャグニャと捻じれる幹からまっすぐ伸びる枝(もしかして別の木?)があって、畏怖の念を禁じ得ません。