献血をしたことがないふあららいです。400ccも抜かれると思っただけで血の気が引きます。
ちょっと街から離れると自然豊かなサンフランシスコです。
ステイホームの期間中、街にひと気が無くなるとコヨーテがやって来たり、最近ではダウンタウンに現れたマウンテン・ライオン(ピューマ)が捕らえられるといったニュースもありました。
暮らしていたアパートの中庭にもラクーン(アライグマ)が住み着いているらしく、時々ギャーギャーと喧嘩をしているようなけたたましい声が聞こえました。
郊外に行けばトレイルが山ほどあって、気軽にハイキングを楽しむことができます。 6ヶ月の滞在中2回、何かのついでというのではなくてハイキングを目的に出掛けました。
1回目は、市内から北へ1時間半車を走らせた所にあるボデガ・ベイ(Bodega Bay)です。
メンバーはハリエットとジェシー、クラスメイトのY子と私の4人。 ハリエットから sand dune(砂丘)があるらしいと聞かされて、鳥取砂丘(行ったことないけど)みたいな所なのかな~と想像していました。
当日はまずホールフーズに寄って、パンや量り売りのデリを買って行きました。
目玉の砂丘はと言うと、実際には下草や低木があちこちに生えていて、共に行くのが初めてだったハリエットはかなりガッカリしていました。 それでも場所によっては多肉植物がカラフルな花を咲かせていたりして、なかなかよいものでした。
太平洋を望む丘の上からの景色は最高でしたが、風が強くて寒くて参りました。
しばらく丘の上を歩き回ってから、風を避けて湾の内側にあるビーチに降りてランチタイム。
ハリエットがジェシーに持たせていたクーラーバッグからプラスチックのカップとワインを取り出して、ホールフーズのデリと共にいただきました。 気持ちよくて美味しくて最高の体験でした。
私がハワイで滞在中一回は公園等のアウトドアでお昼を食べるのが好きなのは、これの影響だと思います。
帰りは海沿いの道をずーっとドライブして、牛や羊などがいるのどかな光景を楽しみました。
2回目のハイキングは、サンフランシスコ湾にあるエンジェル・アイランドです。
この時はハリエットと二人だったのですが、フェリー乗り場があるフィッシャーマンズワーフへと向かうケーブルカーがまったくやって来ず、予定のフェリーに乗ることができませんでした。
たまたま別の路線に乗務中のジェシーを見つけ、後の便で追いかけ、終点で休憩中のジェシーに奇襲を掛けました。
予期せぬ襲来に唖然としているジェシーにハリエットが一言
「あなたのせいでフェリーに乗り遅れたわよ」
聞けば、グリップ操作のミスによる事故があったとの事でした。
次のフェリーまで2時間あったので、出発するジェシーを見送った後はその辺で時間を潰し、彼が戻って来る頃を見計らって発着場に赴き話をしていました。
やっと時間になり、フィッシャーマンズワーフからフェリーで出発。
エンジェル島は昔移民でやって来た人々を検疫等の間、一時収容していた所で、その当時の建物が残っていました。 長い航海の末、辿り着いた人達がアメリカに入国できるかの最後の関門だったのです。
船着場から1時間ちょっと歩いてリバモア山の頂上に到着。 頂上近くでへばっている男の子にハリエットが 「Almost there!」(もうすぐだよ) と声を掛けていました。
小さな戦艦のように見えるアルカトラズ島越しのサンフランシスコのビル群から、西に向けば赤いゴールデンゲートブリッジがバッチリと見え、ハリエットが持ってきたリンゴを齧りながら素晴らしい景色を楽しみました。
下山中には鹿の親子を見ました。
本当に自然が身近です。