夏場のパソコンの熱対策に頭を痛めるふあららいです。
すこし落ち着いてきたのでお話します。
不幸って突然訪れるんですよね。
それは先週の金曜日のお昼頃に起きました。
買ったばかりのアクションカメラでドライブ動画を撮影した私は動画編集ソフトを使って動画ファイルの仕上げにかかっていました。ところがエクスポートしようとすると、Cドライブがいっぱいになってしまってできないのです。4Kまでは行きませんが高精細モードで撮影した動画で時間も50分近いものだったので、容量を圧迫してしまったようです。
で、パソコンは素人ながらもいろいろと試行錯誤をしているうちに、気が付いた時には外付けハードディスクがフォーマットされて中身がカラになってしまったのでした。そこには約10年間の写真や動画が収められていて・・・はい、すべてはるか彼方に消え去ってしまったのです。
生きていて一番つらいのは喪失感ですね。親しい人やペットとの死に別れなど不可逆的喪失感は心身ともに大きなダメージをくらいます。そして10年間の思い出も・・・
事が起きてすぐには「どうせ死ぬときはお金も写真も持って行けないんだから!」と強がり毒を吐いてみたりもしましたが、ハワイ旅行・・・ヨーロッパ一人旅・・・こつこつと作成してきた国内旅行の旅動画・・・と、ひとつひとつを思い浮かべると、失ったものがもう返ってこない喪失感の怒涛に飲み込まれてしまったのでした。
で、その日の午後、データ修復を扱っている店舗にハードディスクを持ち込んだのでした。それなりにお金がかかりそうだけど、ダメ元で調べてもらおう。
お店では若いお姉さんが対応してくれ、専用の装置で調べないと何とも言えないそうで、一旦お預かりとなりました。修復の難易度が軽度なら3万円弱、中度、高度と上がるごとに値段も高くなり、最高で10万円位になるそうです。怒涛の喪失感に苛まれても10万円はさすがに出せない冷静さを持ち合わせていた私は、3万2~3千円程度だったらお願いしたいと伝えました。もちろん修復不可能ならすっぱり諦めます。というか諦めるしかないんですけどね。
《つづく》