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行ってよかった最後のディナー【2019中欧おひとりっぷ】

そろそろ紅葉シーズンという事でちょっと落ち着かないふあららいです。

 

 

お部屋で休憩しながら、夕食をどうするか考えていました。

 

これまで6日間一人で頑張ってきました。 慣れてきたとはいえ、やっぱり一人の食事はちょっと寂しいものです。

最後の夜くらい何か買ってきてお部屋でゆっくり食べようかな~と、心がくじけそうになりました。

でもいろいろと調べた上で決めていたレストランに行かないで終わらせてしまうのも・・・

次いつ来るかわからないし、2度と来ないかもしれないし。 博物館・美術館などはあっさり諦めてしまいますが、食事となるとそうはいきません。

 

重い腰を上げてホテルを出ました。

歩く事10分足らずでお目当てのレストラン「Pürstner」に着きました。(外観写真撮り忘れ)

 

店の前の道路に沿ってテーブルが並んでいます。 入り口にいたスタッフに「一人ですけど空いていますか?」と尋ねると、「中の人に聞いて」と。 中にいた人に声を掛けると、店の中程に案内してくれました。 すべてのテーブルに『RESERVED』のプレートがあったのですが、一つのテーブルのプレートを取り上げ、こちらへどうぞと言ってくれました。

 

ひとり客だから長居はしないと判断したのでしょうか。 早めに来てよかったです。

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テーブルにはピンクのチェックのクロスが掛けられ、壁には鹿や猪などのはく製があちこちにあります。 森の中の一軒家風のインテリアです。

お客さんはまだ少なく、店内は私の他に2グループだけでした。 一つは地元民らしき4人組。 もう一つは話し声が英語だったので観光客かな?

 

先にも書きましたが、今回の旅にあたり、ほとんどのレストランは入念な下調べのもと前もって決めていました。 今はホームページでメニューが見れるところも多いので、メニューも決めていました。

ここでは『コルドンブルー』を注文。

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ウィーンと言えばシュニッツェル(カツレツ)が有名ですが、私はこのコルドンブルーがよかったんです。

 

ここではビールではなく、ワインをいただきました。

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オーストリアワイン『ツヴァイゲルト』です。 ミディアムボディの美味しいワインでしたが、ワイン・日本酒は1合が適量の私には250㏄はちょっと多かったです。

 

やって来ました~。

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カツレツじゃん?って思いました? ただのカツレツじゃないんです。

 

薄く伸ばした豚肉の間にハムとチーズが挟み込んであるんです。

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切るとチーズがとろ~り

パン粉はサクサク、お肉は柔らかくてハムの塩味と共にチーズがとろけて美味しい~。 赤ワインにもすごく合います。

 

そしてこのミックスサラダ

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この中の酢漬けのキュウリが口の中をサッパリとさせてくれて、いい仕事をしていました。 これがなかったら絶対途中で飽きて完食できなかったと思います。

 

お腹いっぱい食べて、18.20ユーロでした。

来てよかった~と心から思いました。

 

ほろ酔い気分でホテルに帰着。

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おっと、エレベーターの難関があるのを忘れていました。

中に入りボタンを押すもやっぱり反応せず。

アホみたいにブチブチ押していたら、扉が開いているものだからホールから丸見えだったわけですね。 ホールにいたアメリカ人(?)のおじさんが「カードキーを挿すんだよ」と教えてくれました。

え?そんなところあったっけ?

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ちょうど目の高さの位置に四角いものがありました。

あ~これか~。 てか位置が高過ぎー。

カードを差し込みました。 ボタンを押します。 まだ駄目です。

ホールのおじさんに向かって「できないんですけど~」と助けを求めると、やって来てくれました。

「これじゃ逆さまだよ」

私、酔っていたのか?

「しょうがないから一緒に行ってあげる」

おじさんはホールで誰かを待っていたのかもしれませんが、わざわざ私を5階まで送り届けて下さいました。 おかげで使い方がわかったぞー。

 

人の情けが身に沁む一人旅です。

 

部屋のカーテンを開けると、残照の中に大聖堂の尖塔のシルエットが見えました。

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この旅、最初で最後の入浴を楽しみました。

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やっぱり日本人はお湯につからないとダメだな~。 家ではほとんどシャワーのみの私が言うのもなんですが・・・

 

 

>>>シェアサイクルで早朝のウィーンを走るへつづく>>>