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自分の名前は好きですか?

1週間前になってようやくクリスマスツリー(といっても卓上サイズ)を出したふあららいです。

 

 

昔、アメリカに語学留学していた時のお話です。クラスメイトにマリアというコロンビアから来た16歳の天真爛漫を絵に描いたような子がいました。休憩時間中、その子が言いました。

「あなたの名前とても憶えづらいんだけど、イングリッシュネームはないの?」

確かに香港や中国から来ていた学生は皆イングリッシュネームを持っていました。韓国人は日本人と同じく本名を名乗っている人が多かったです。外国の名前は覚えづらい言いづらいのはあるかもしれませんが、名前は名前。親がつけてくれた名前を芸能人でもないのにジェニファーだのケイトだの安易に使うのには抵抗がありました。

「私の名前はおばあちゃんの名前を貰ったもので、気に入っているし、すごく誇りに思っているの。だからイングリッシュネームを使うつもりはない」と伝えると、納得してその後も日本名で呼んでくれました。

 

兄の誕生から2年後に生まれ、父にとって初めての女の子だった私は、その10年程前に病のため亡くなっていた父の母(私の祖母)の名前を末尾だけ変えて受け継ぎました。例えば「ゆきの」を「ゆきよ」にした感じです。もしかしたら父は私が自分の母親の生まれ変わりだと思ったのかもしれません。子供の頃、おまえの名はおばあちゃんからもらったものだ(一文字違いますが)と聞き、なんだかとても嬉しかったのを覚えています。会ったことのないおばあちゃんだけれど、いつも一緒にいてくれるような気がしました。

実家にある父が入っている仏壇に祖母の写真があります。自分で言うのもなんですが、これがどことなく私に似ているんだな~(笑)そして今でも見守ってくれていると信じています。