円高きてますね~。このまま進んでくれれば機会を見て両替したいと思っているふあららいです。
松本に住み始めて初めてのお正月を迎えた後、私は町外れの河川敷である物を見て衝撃を受けました。
それは緑色の円錐形をしていて高さは4メートル位、赤い飾りが付けられています。
一瞬クリスマスツリーかと思いましたが、クリスマスはとっくに終わっています。
よく見ると赤い飾りはだるまでした。
「なんなんだあれは・・・」
一旦気になりだすと、その和風クリスマスツリー然の物体は他の河川敷や広場、そして稲刈りの終わった田んぼの中、あちこちにあるのを見つけたのであります。
その後、新聞の地域欄で「各地で三九郎・無病息災願う」という記事を目にして、和風クリスマスツリー然がいわゆる「どんど焼き」の櫓である事を知ったのでした。
小正月の行事として各地で行われるどんど焼きですが、松本地方では三九郎と呼ぶのです。
なぜ三九郎と呼ばれるのかは、人名説や「三苦労」につながるゴロ合わせ説等、諸説あって結局よくわからないようです。
本来は1月15日に行われますが、近年はその手前の週末の行事として定着しています。
三九郎の日が近づくと、スーパーでは繭玉と呼ばれる色とりどりのお団子とそれを刺す柳の枝が並ぶようになります。
櫓に火を付けた後、熾火になったところで繭玉をかざして焼いて食べると無病息災につながるそうです。
まあ、子供たちはこの繭玉を焼いて食べるのが一番の楽しみなんですけどね。
ダーリン曰く、熾火になるのが待てなくて、まだ火が強いうちに繭玉を焼いて焦がしてしまい、親に怒られるのが恒例だったそうです。
私は東京都区部で生まれ育ったのでどんど焼きの行事は知っていましたが、参加した経験がありません。 私もやってみたかったな。
さて、この三九郎ですが、12月に入ると早々に櫓を組み始めます。
こちらは自宅近くの河川敷に設置された櫓です。
こちらは田園地域で撮影。 藁がたくさん積まれて良く燃えそうです。
1月9日の自宅近くの櫓です。 だるまがビーズのようにつながれて、綺麗に飾り立てられています。
その日の夕方、点火されたようです。
こちらはビーズが二つの櫓に渡されて「夫婦岩仕様」です。
実は焼いているところを一度も見た事がありません。
子供がいれば一緒に参加できるんですけどねー、いかんせん我が家には猫が1匹いるだけなもので・・・