新型コロナウイルスの騒ぎが起こる前にたまたまマスクをひと箱買っていたふあららいです。残りが少なくなっていたので買ったのですが、結果オーライでした。早く店頭に入荷するといいですね。
2000年1月23日(日)ポートランドで飛行機を乗り継いでサンフランシスコ国際空港に着いたのは午後7時近かったと思います。
予定していた乗継便が欠航となった影響で、4時間近く遅れての到着でした。
到着ロビーに出ると、エージェントの社名のロゴが書かれたプレートを持った日本人のおじさんを見つけて名前を告げました。 私の他に同じ便で到着した2人組の女性もやって来て、3人はおじさんが運転するバンで市内に向かいました。
1人ずつホームステイ先で降ろして、残るは私1人になりました。
他の2人は景色からして郊外の住宅地といった感じの所でしたが、その後は20分くらい走り続け、どうやら市の中心部に向かっている様でした。 今だったらステイ先の住所がわかった時点でグーグルマップで調べているところですが、当時はそのようなものもなく本当に何もわからないまま連れていかれたのです。
サンフランシスコの中心部は坂が非常に多いです。 何度となく上がったり下がったりした後、ついに私のステイ先に到着しました。
家と言っても一軒家ではなく4階建てのアパートメントで、その時は夜で暗くて気が付かなかったのですが斜面に位置している為、玄関のある前方は4フロアー、後方は1階部分の欠けた3フロアーという造りになっていました。
エントランスでおじさんは呼び鈴を押すと、開錠のブザーが鳴るのを待ってエントランスのドアを開けました。 中に入るとちょっとした空間があって、奥に内階段がありました。
スーツケースを運ぶおじさんの後についてほの暗い中、ギシギシと鳴る木製の階段を登ります。 3階まで上がると階段を挟んで向かい合わせにドアがあり、おじさんは建物後方側のドアをノックしました。
カチャリと乾いた音と共にドアが開き、中に立つ女性の姿が見えました。ステイ先のホストのハリエットです。しかし彼女の背後にある照明のせいで逆光となり、表情までよく見えませんでした。
おじさんはハリエットと少し話をした後、「じゃ頑張ってね!」と言い残して階段を降りて行きました。 今思うにおじさんにチップをあげるべきだったかな、スーツケースを運んでもらったし・・・ でもあの時は疲れとテンパっていて・・・ごめんなさい。
アパートメントの大家さんは中華系ファミリーだったせいか、鉄製の門扉がチャイナテイストでした。