旅ごころのよりどころ

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素朴な疑問ーエンジンひとつでどこまで飛べるの?

再びスプレー容器を買うつもりが間違えてポンプ式を買ってしまったふあららいです。しかも液体を入れ終えるまで気が付かないと言う・・・キツネにつままれているような気分です。

 

 

昨日に続きエマージェンシー話です。

 

昨日の日航B777のトラブルはその後の調べでバードストライクではなくて、タービンの破損が原因だったとか。

てことは金属疲労ってやつですかー。 いや恐ろしい。

でもすぐ引き返せてよかったですね。 これが太平洋のど真ん中で起きたら、一体どこに緊急着陸するんでしょう。

 

調べてみたら、B777の場合トラブルでエンジンが一基しか使えなくなっても3時間は飛行できるようになっているんだそうです。 B777でも後発モデルは5時間も飛べるのだとか。 まあ、燃料の残量によっても変わってくるでしょうけど。

で、その飛行可能な範囲に着陸できる空港があるように飛行ルートが組まれているんですって。

 

B777の巡航速度は時速約1000kmです。 トラブル時、エンジン一基なので時速800kmと仮定すると、3時間で飛べる距離は2400km。 例えば日本~ホノルル間の太平洋上に緊急着陸できる飛行場はあるのか言うと・・・あるんです。

 

第二次世界大戦時にその近海で激しい戦闘が繰り広げられたミッドウェー島。

CIMG0269

これがホノルルから2100km、成田から約4000kmの所にあるんですね。

仮にミッドウェー島と成田の間でトラブルが発生しても、中間地点でも約2000kmの距離ですから、理論上たどり着けることが可能なわけです。

ちなみにミッドウェー島の左下にはウェーク島があって、こちらにも滑走路があり、緊急着陸が可能かと思います。

 

ところで日航は当日中に代替え機を用意して出発させたとか。 羽田~ニューヨーク線はドル箱路線と言われるだけにさすがの対応ですねー。