今朝は冷え込みましたね。こちらでは氷点下5.4℃まで下がりました。昨日の20分程度の雪かきで腰脇が痛くなってしまったふあららいです。寒くて体が固まってるから雪かきするにも準備運動が必要だ実感しました。
飛行機を見るのも乗るのも大好きです。
航空業界関係者による書物を読むのも好きなんです。 CAさんの裏話的なお話とか、現役機長さんのお話とか・・・
20年程前に読んだ日航のパイロット田口美貴夫氏の『機長の一万日』『機長の700万マイル』は面白かったです。
先日、図書館でその田口氏の新たな一冊(と言っても2002年刊行なんですけど)『機長のライセンス』を見つけ借りて来ました。
先の2冊が約30年に亘る飛行経験の中でのエピソードがまとめられているのに対し、こちらの本では主に田口氏が機長になる過程が綴られていて、内容的に操縦技術的な面や航空力学的な解説が多く途中で「舟を漕ぎそう」にもなりましたが、旅客機について我々一般人が「へえ~」とか「今度乗ったら確認してみよう」と思わせる事も書かれていて興味深く読みました。
「へえ~」って思ったことの一つにこういうのがありました。
西向きに飛行する時の巡航高度は「1000ft × 偶数」
東向きに飛行する時の巡航高度は「1000ft × 奇数」
そういう風に決めてしまえば確かに巡航中に衝突することもありません。
早速「Flightradar24」で確かめてみました。
まずは西向きの巡航高度の達していそうな機体を見つけてクリックすると・・・ 高度32000ftです。約1万メートルですね。
そして、東向きも同様にクリック。 こちらは27000ftで約8000mです。
それでは北向きと南向きはどうなのかしら?と見てみると、どうやら北向きは1000ftの奇数倍、南向きは偶数倍のようです。
な~るほ~どね~
いや~面白いです。 でも北と東(もしくは南と西)がぶつかってもいけないから、実際にはもっと細かな決まりがあるんでしょうね。
ところでこの田口氏、もう日航を退職されている筈ですが、現在は何をされているのかな~とwikiってみたら、なんと2005年にお亡くなりになられていました。
天皇皇后両陛下のVIPフライトも担当された、こんな立派なお方が65歳の若さで亡くなられたなんてすごくショックです。 今更ながらご冥福をお祈りいたします。