普段から疑り深いふあららいです。
先日YOUTUBEを見ていたら、「あなたへのおすすめ」の中に目を引くサムネがありました。
牧場らしい草原添いの道路脇でネットに足が絡まったワシを人間が助けている映像です。傍らには白い産毛のワシの雛がいます。そして「ワシの雛が人間に助けを求めた」というような英語のタイトルがついていました。
「感動動画だわ」
そう思い、再生してみると違和感ありあり。
もがく親ワシの足からは血が滲み悲壮感が漂い、その横をランニングしている人が一瞥もせず通り過ぎます。
やがて一人の警官がネットや有刺鉄線をペンチで切る映像に変わりました。
ここで私は再生を停めました。
「これ生成AIの動画だわ」
だいたい巣立ち前のワシのの雛が地面にいることがおかしい。ワシは崖の上や高い気に営巣します。
危うく騙される所でした。感動動画を作り上げて視聴数を稼いでいるのですね。
こんなことがあった翌日の信濃毎日新聞の朝刊に、「庭先に現れた熊の疑動画がSNSで散見」との記事を発見。精密な疑動画が世間にあふれ無法地帯となっているそうです。この秋リリースされた生成AIは誰でも無料で思い通りの動画作れるのだとか。
「一見は百聞にしかず」ということわざがある通り、物事を伝えるには視覚に訴えるのが一番強いはずで、感動動画で収まってくれる分にはいいですが、世界情勢や人種差別、そして紛争事など、これからどんな疑動画がどのような形で私たちの暮らしの中に入り込むのか・・・と思うと恐怖を感じます。