「郷に入れば郷に従え」を心掛けるふあららいです。
日本を訪れた外国人のYOUTUBEを見ていて「電車の出発が2分遅れただけで謝っていたのが信じられない。たった2分なのに」と言っていたのが印象に残っています。日本の常識は世界の非常識ってやつですね。
先月の台湾旅行からの帰路に新宿から高速バスを利用しました。
午後2時過ぎのバスタ新宿は相変わらずの混雑ぶりで訪日客で賑わっていました。松本行きののりばには、数分後に出発時刻を迎える河口湖行きが停まっていました。外国人観光客に大人気の路線です。
近くのベンチに空きを見つけ座ってボーっとしていると、突然勢いのある厳しい声が聞こえてきました。見ると、河口湖行きのバスに乗り遅れた人がいたようです。その時バスの扉はまだ開いていて、その東南アジア系とみられる男の人はパッと乗り込むことができそうでしたが、スタッフはその人を乗せるつもりはないようです。
二人のやり取りを見てると、どうもトイレに行っている連れが戻るまで待って欲しいと訴えているようです。しかしスタッフは「タイムオーバー!」と言い切り、「じゃあどうすれば・・・」と問う男性に「次の便のチケットを買い直して」と取りつく島もありません。呆然と立ち尽くす男性を前にバスはゆっくり走り出しました。なんとも気の毒な光景でした。
ちょっとくらい待ってあげればいいのに・・・と思いましたが、お連れさんが30秒で戻って来る保証はなく(このパターンだとゆっくり戻って来るような気が大いにします)、バスを遅れなく運行するためには、こういうことに甘い対応をしたらいけないのでしょう。ここはパンクチュアル(定時・時間を守るの意)な国、日本ですからね。
彼らの間でこのトラブルが後に「あんなことがあったね」と旅の思い出の一つに昇華していることを望みます。