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たたらの里でたたらを学ぶ〔2024 出雲の旅〕

そろそろシチューを作ろうかなと思い始めているふあららいです。

 

 

出雲横田駅近くのお蕎麦屋さんから車で5分の所にある「奥出雲たたらと刀剣館」にやって来ました。

 

建物横に謎のオブジェが。

ヤマタノオロチをモチーフにしているとのこと。言われてみると確かに頭が8つありました。

 

川で採れた砂鉄を運んだ船がありました。

いっぱいに積んだら相当重かったんだろうな~。

 

館内は撮影禁止だったのですが、この玉鋼を撮ってるということはこれは撮影可だったのでしょう。

青とか金とかあって、ただの塊じゃないのが面白いです。

 

こちらは撮影コーナーだったのをはっきり覚えています。

刀剣も多数展示されていました。刃文にも様々な種類があって見ていて面白かったです。

が、私の興味を引いたのはたたら製鉄です。ビデオ映像をじっくり鑑賞して知識を深めました。

この地では古代より製鉄が行われていましたが、明治時代に八幡製鉄所をはじめとした官営の大規模な生産がおこなわれるようになると一気に衰退したのだそうです。大正12年(1923年)に出雲のたたらの火は消え、第二次大戦時に軍刀の需要から生産を再開していた時期もありましたが、終戦により完全に無くなってしまいました。

しかし昭和52年(1977年)に奥出雲で日刀保(にっとうほ)たたらが復活、日本で唯一現存する「日刀保たたら」として、極寒期に日本刀を作るための玉鋼を昔ながらの方法で生産しています。砂鉄を高熱で燃やし続けるために大量の木炭が使用されるそうです。ただし「ふいご」だけはモーターを使って動かしているのだとか。かつては人力で不眠不休で3日間風を送り続けたそうです。館内には大がかりな天秤ふいごと呼ばれるものが展示されていて、実際に乗って動かす体験もできました。上から下がった縄につかまって足踏み式のふいごを動かす人を「ばんこ」と呼び、交代で行うことから「かわりばんこ」という言葉が生まれたとか、ちょっとした豆知識を得ることもできました。ほかにもたたら炉の構造がわかるよう再現されていたりして、知的好奇心を十分に満たすことができました。

 

 

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