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【人生初の海外旅行記(未完)】華麗ヨーロッパの旅 DAY3

今日は終戦記念日。どうして世界から戦争がなくならないんだろうと思うふあららいです。

 

 

華麗ヨーロッパの旅 DAY2はこちら

 

明らかな誤字以外はそのまま転記しています。読みにくかったらすみません。

 

1992年2月18日(火)

今日は終日フリータイム。午前中はオプショナルツアーでベルサイユ宮殿へ行った。300フラン。

今日建っている宮殿は改修を重ねたもので、ルイ王朝の栄えた時代とは異なっているところも少なくないとのことであった。それでも中に入るとけんらんごうかきらびやかな装飾で、わびさびの心を持つ日本人にはくどく感じてしまう程である。宮殿内は15近くの部屋を公開しているが、中でもみものなのは鏡の間であった。部屋というよりは大回廊という感をうけたが、いくつものシャンデリアがさがり、かべにはいくつもの鏡がはめこまれていた。鏡はおそらく当時のものらしく、けっこうゆがんでいた。西洋の人々はどうも鏡が好きらしくってレストランなどには必ずかべに鏡がはめられていて部屋を広くみせるのに使っているようだった。

 

ベルサイユからパリにもどり、マドレーヌ寺院近くの免税店へ連れていかれた。この免税店はどうも日本人の経営らしく、日本人の店員ばかりであった。そこで父と兄のネクタイを買った。

午後からはフリーだったので、メトロでモンマルトルへ行った。サンクレール寺院下のカフェでサンドウィッチを食べたが、お金を払うタイミングがつかめず、となりの席のマダムにボーイを呼んでもらってやっと店をでることができた。どうもレストラン関係は苦手だ。

長い階段をのぼってサンクレール寺院へたどりつくと、あやしい画家たちがうじゃうじゃいた。日本人とわかるとすぐ寄ってきて絵をかかせろという。私はこいつらのほとんどがモグリで絵なんぞかかせると法外な料金を請求してくるを知っていたから、誰ひとりとして相手にしなかった。しつこい奴には「Non. Non!」と連発した。おかげで私は奴等のえじきにならなかったが、Nちゃんはつかまってしまって500フラン(13000円)をボラれてしまった。

モンマルトルから昨日は入れなかったコンシェルジュリへ行った。入口でガードマンにボディチェックをうけた。かばんの中まで調べられた。何故だろう。今でもよくわからない。中はマリーアントワネットのいた独房があって、彼女の書いた手紙などが展示してあった。暗く、さみしい所だった。

またメトロにのって、シャルル・ド・ゴール広場へ行った。かの有名ながいせんもんのある広場だ。がいせんもんは思っていたより全然大きくて圧倒された。エレベーターをつかって上へのぼることができるのだが、とても混雑してたのでやめた。

シャンゼリゼ通りをぶらぶら歩いて、高級ブランドのお店をのぞいたりしていたら、バトームーシュに乗る時間がせまってきた。6時出航の船に乗る予定にしていたのだ。でも船にのる前に腹ごしらえをしておかなくてはいけないので、マックでチーズバーガーを買ってがぶりつきながらメトロに乗った。ハンバーガーをほおばりながらメトロに乗った日本人は私くらいなものだろう。メトロには数回乗ってだいたいの要領等はわかっていたので、迷うことなく無事出向時刻に間にあった。結構パリのメトロは乗りこなした方だと思う。ちょっと自信がある。

 

セーヌ川遊覧船から見るパリの街はロマンチックだった― と言いたいところだが、そんな優雅なことはとても言ってらんない寒さだった。確かに日が暮れて、古い建物にライトアップがされて夜景はきれいではあったが、この船は冬に乗るものではないとひたすら寒さに耐えながら思った。それでもナイトクルーズも終わりを迎えるころになると、パリの最後の夜を飾るのにはまあまあなものではないかと思っていた。とうとうこの日はろくな夕食がとれなかった。ホテルへ戻って日本から持参のおせんべいをぱくつく。

 

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