今日の松本はものすごい湿気に包まれています。汗ダラダラのふあららいです。
神岡の道の駅を出発して富山平野へと下り、約1時間かけて杉原神社までやって来ました。おわら風の盆で有名な八尾町の北部の田園地帯にあります。余談ですが、八尾って「やつお」って読むんですね。今まで「やお」って言ってました。
こちらの神社は去年テレビで手相芸人の島田秀平さんが2021年下半期のパワースポットのひとつとして紹介していたそうです。
事前にホームページを見たところ、守護腕輪の販売やストーンショップが併設されていたり、「一言カード神託」と言った占いを行っていて、商業主義に走っている?と訝っていました。私は神社における若者ウケを狙った商業主義は好きではありません。とっつきやすさを演出したり、経済的事情もあるのかもしれませんが、神社は厳かであってほしいものです。が、訪れてみると神社自体はチャラついた感じはなく、いたって普通でした。
「頭上注意」親切な張り紙が。
アオサギの巣、見たーいと思い顔を上げましたが、どこにあるのか全く分からず。
これはなんでしょう?
土鈴を石に叩きつけて厄を払うんですって。社殿には持ち上げて感じた重さで願いが叶うか知る「おもかる石」もあったりして、なにかとイベント好きな神社のようですね。
敷石が並んだ小道を進むと夫婦杉がありました。注連縄が八の字に掛けてあり「二人は離れません!」とアピールしていてなんだか良きです。
更に進むと立派な御神木がありました。
そばにベンチがあったので、腰掛けてゆっくり景色を楽しみます。青々とした田んぼが広がり、静かでいい所だな~。
この神社の主祭神は辟田彦命(さくたひこのみこと)と辟田姫命(さくたひめのみこと)の夫婦神で、千年以上もの昔、未曽有の豪雨からこの地域の田畑を守ったことから人々に祀られるようになったとか。元々地域の有力者で、その行いで住民に慕われた立派な人だったのだろうなと、私なりに解釈しました。
こじんまりとしていますが、ほっこりとした雰囲気の神社でした。境内はキレイに整えられ、大切にされているのがよくわかります。
夫婦神様がずーっとこの土地を見守っていらっしゃるんですね。ありがたい事です。
境内の外にある社務所にひと気がなかったので、まごまごしながらインターホンを鳴らしおみくじをお願いすると、丁寧に対応してもらえました。
大吉を頂きました。「遠い所からよく来たね」と言ってもらえたような気がします。ありがとうございます。