全国旅行支援の開始が見合わせになったそうですね。だーかーら感染者の少なかった6月に始めればよかったんだと恨み節のふあららいです。
熊野灘を望む海岸線から山道に入り、15時40分頃に本日泊まる入鹿温泉瀞流荘に到着しました。我が家にしたら早めのチェックイン?
それには訳がありまして、そこからが大忙し。チェックイン手続きを終えると部屋には行かず荷物をフロントに預け、すぐさま近くにある駅へと向かいました。
徒歩2分で着いたのは瀞流荘駅。
これから16時発のトロッコに乗って湯ノ口温泉へ行きます。これが最終列車となるので、大急ぎだったのです。
ここ三重県紀和町はかつて鉱山で栄えた所でした。歴史は古く奈良時代に遡り、東大寺の大仏建設の際にはここからも銅を供出していたそうです。鉱山は1978年に閉山となりましたが、トロッコが観光用として復活、鉱山隧道の一部で運行されています。
駅に着いた時には、ちょうど動力車の付け替えをしていました。
小さくて可愛い♡
今まで静態保存されたこの手の電動車を見たことはありましたが、動いているのを見るのは初めてです。
5両が連なる客車の先頭に連結されました。
無骨だけど可愛い♡ 鉱山時代は重い貨車を引っ張って、たくさん働いてきたんですね。そう考えると小さな働き者に愛おしさすら感じます。
図らずも一番前の客車に乗れました。
乗車区間のほとんどがトンネルの中で、鉱山気分が味わえます。
10分で湯ノ口温泉に到着。
他の乗客の皆さんも温泉に入っていくみたいです。
山間にある鄙びた温泉といいたいところですが、入浴施設は新しく立派なものでした。
お湯は私好みの熱めで、長距離ドライブの疲れも取れリフレッシュできました。車でも来ることができますが、細い道を遠回りしないといけないらしいです。
17時10分発で帰ります。これも最終となるので、乗り遅れたら大変!
客車の中は相当狭いです。腰をかがめないと移動できません。腰が悪い方は要注意。またサスペンションなどありませんから、振動が直接お尻に響きます。気休め程度の座布団は敷いてありますが。
木造の客車の窓枠には板ガラスがはめられ、これがガタガタバリバリと物凄い音を立てています。
声が聞き取れないので、乗車中は自然と無口になってしまいました。
瀞流荘でチェックインした際、トロッコと湯ノ口温泉入浴のセット券を1枚880円で購入しました。
ヒノキの板でできた「湯めぐり手形」は、トロッコと温泉の1日フリーパスで1100円となりますが、おそらく最終列車しかない時間だったので、880円でもこれを渡されたのではないかと思います。
貴重な鉱山トロッコ体験+源泉かけながし温泉を堪能出来てよかったです。
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