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高速バス乗り遅れドキュメンタリー【2022出雲参拝おひとりっぷ】

久しぶりの旅行記に気合が入るふあららいです。

 

 

2022年3月1日(火)

ずーっと前から行きたかった出雲大社への旅立ちの朝を迎えました。初めての山陰訪問となるこの旅、松江市内や足立美術館など行きたいところは数あれど、日程上の都合で出雲参拝に絞ることにしました。前の晩に予習を兼ねて録画していたBSの旅番組を見ているうちに、嬉しさ余って涙が溢れるという不安定な精神状態だったのでした。だって飛行機のマイルが足りなくて一度は諦めたのにどんでん返しの展開で行けるようになったんですもの。出雲の神様が「welcome!」って迎えてくれてるんだわ、と頭の中はお花畑で満たされています。

 

NHKの朝ドラを見終えてから家を出ました。8時50分発の高速バスに乗るべく、その日お昼からの勤務だったダーリンに車で松本バスターミナルまで送ってもらいます。途中の信号待ちの間、一瞬不安な感覚が脳裏をかすめました。これを感じる時は、ほぼ100%の確率で忘れ物をしています。心の中で考えましたが、これと言って思いつきません。きっと大丈夫、と自分に言い聞かせました。

途中、通勤渋滞に捕まるもそこは織り込み済みで「昔、母F子が東京に帰る時にバスターミナルの発車時間に間に合わなくて、次の停留所に先回りしたことがあってね~」なんて昔話をしているうちに、松本駅前のバスターミナルに到着しました。降りようとした瞬間、血の気が引きました。

「!!!」

やっぱり忘れ物をしていたのでした。何を忘れたかというと、充電器の類。

スマホのだったらどこかで買えばいいじゃん」

ダーリンが言い、私もそうしようと思ったのですが、デジカメの充電器はそこらへんのショップで普通に売っている確信は持てませんでした。スマホでも撮影ができるとはいえ、最近旅動画を制作するようになり、動画を中心に撮りたかったので手振れ機能の付いていないスマホでは嫌だったのです。(安いスマホの為、ごく基本的な機能しか付いていません)

こうなると家に取りに戻る一択です。幸い羽田空港での時間を多めに確保しているスケジュールだったので、1時間後のバスに変更することに。この時出発の10分前。急いでバスターミナルのカウンターに駆けつけ変更したい旨を告げると、ネットで購入したチケットはネットでしか変更ができないと言われました。さらに発車10分前を過ぎると変更ができなくなるので、一旦キャンセルして(これもネットで)新たに取り直してくださいと。それじゃとネットに繋ぐも、ログインパスワードがわからなくて、そこで完全に詰みました。(そもそも会員登録していないゲストとして購入していたので、ログインしなくても他の方法でキャンセルできたのですが、その時は動揺していて気が付きませんでした)出発時刻を過ぎるとキャンセルもできなくなります。

しかたない・・・(予約時にクレジット決済した)高速バスの代金は捨てよう・・・と、心に決めました。ただ1時間遅いバスで行くよりJRの特急あずさの方が所要時間が30分程短いので遅れた分を多少は圧縮できるかなと判断して電車で行くことに。次の特急あずさは10時10分発なので、急いで家に帰らなくても十分に間に合います。

 

路駐して待ってもらっていたダーリンの所へ戻り、とりあえず家に帰ることに。が、「急げば途中のバス停で乗れるんじゃない?」と気づきます。松本から新宿に行く高速バスはバスターミナル以外にも4か所のバス停に停まるんです。すぐに家から先回りしやすい「長野道広丘野村停留所」の乗り損ねたバスの出発時刻を調べると「9時12分」なんとかなるかも。挑戦してダメだったら特急あずさというセーフティネットがあります。

8時56分自宅に到着。ダッシュで中に入り、充電器やケーブルをひっ掴んで玄関を飛び出ました。その間10秒から20秒(笑)

そして9時10分に「長野道広丘野村停留所」の側道に到着。盛り土となっている高速道路への階段を急いで上がると、停留所には女性が二人いました。よかった~まだ来てないみたい。念の為、無事に乗れた後の連絡をするまでダーリンさんには側道で待機してもらっています。

 

程なくしてアルピコ交通の新宿行きバスがやって来たのでした。

「バスターミナルで乗れなかったので、こちらに来ました」

言い訳がましく運転手さんに伝えて乗り込みました。指定の席に着くと、ダーリンに無事乗車と感謝のメールを送った後はしばらく虚無となっていました。よくやった。今、思い出しても震え

しかし、バスターミナルへ向かう車中の会話「昔、母F子が東京に帰る時にバスターミナルの発車時間に間に合わなくて~」が見事に伏線となっていたのですね~。

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草間彌生さんのラッピングバスでした。

 

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