旅ごころのよりどころ

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2回目にして達成したこと

本記事をアクティビティのカテゴリーにしてしまう不謹慎なふあららいです。

 

 

去る1月4日に善光寺へ初詣をしました。

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訪れたのは山梨県甲府市。長野の善光寺さんではありません。

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こちらは甲斐善光寺。お堂が長野と同じ撞木造りです。

武田信玄川中島の合戦の際、戦火が信濃善光寺まで及ぶことを恐れ1558年に本尊の善光寺如来像や宝物をこの地に移したことから始まったそうです。時は戦国の世、善光寺如来像は織田、徳川、豊臣氏の手で各地を転々としたのち、1598年に信濃善光寺に返されました。それ以降は阿弥陀三尊像が本尊となっています。

 

私は善光寺と名の付くお寺を訪ねるのは信濃善光寺、長野県飯田市にある元善光寺に続いてここが3か所目となります。

靴を脱いで本堂に上がり、「コロナ終息」「家族の平穏無事」そして「世界平和」をお祈りしました。

 

ところで、お戒壇廻りってご存じですか?

本堂下に通路がありそこには明かりがまったくなく文字通りの漆黒の闇の中を歩いて、ご本尊の下に位置する錠前に触るとご本尊と縁を結ぶことができるというものです。私は数年前に1度元善光寺でやったことがあるのですが、閉所&暗所恐怖症のケがあるため光の全く届かない中で目を開けていても何も見えない状態がとても怖くて、最後まで目をつぶるという意味があるんだかないんだかの行動に。そして肝心の錠前は通路の左側にあるのに何を勘違いしたのかダーリンと二人で右側を探し続け結局触ることができないまま出て来るという・・・あんなに怖い思いをしたのにご利益も何もない悲惨な結果となったのでした。

その後信濃善光寺に何回か行く機会がありましたが、あの暗闇が怖くてチャレンジできず・・・だって全長45m位あるらしいですよ。いやだいやだ。

 

でも今回の甲斐善光寺では「やってみようかな」て、ひょっこり思っちゃったんです。

ひとり500円の拝観料を納めて、いざ。お堂の奥の方に回り込むとちょうど他のお客さんがいなくてダーリンと二人きり。しずしずと暗闇が待つ階段を下りて行きました。怖いのでダーリンのジャケットの裾をしっかり掴んでついて行きます。今回は目をつぶりませんでした。何も見えませんけど壁伝いに歩いて行きます。通路は四角い回廊型の元善光寺と違って複雑でした。なんでも「心」の字を形どっているらしいです。「あったあった!」とダーリンが声を上げたのと同時にガチャガチャ鳴らしています。

「どこ?どこ?」「ここ!」

ここって言われても見えないのでわからないのですが、適当に手を動かしていると錠前が当たりました。ガシッと掴んで動かしながら「これで仏様とご縁が結べた・・・」と思うとホワッと周りが明るくなったような気がしました。きっとドーパミンが炸裂したのでしょうね。

 

2回目にしてお戒壇廻りミッションコンプリートを果たせてとても嬉しかったです。でも本家信濃善光寺のお戒壇廻りはやりたくないな~。だって全長45mですよ。ちなみに甲斐善光寺は体感で20m位に感じました。

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