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語学留学おぼろげ回顧録 47《公共交通機関のお話》

クルマのタイヤを冬用に交換して、冬の準備完了のふあららいです。

 

 

サンフランシスコを留学先に選んだ理由には、公共交通機関が充実しているという事がありました。

路面電車

ケーブルカー

バス(トロリーバス

ライトレール

地下鉄

これらが市内を走り、特にバスの路線は網の目のように張り巡らされていて運行本数も多く、車がなくても大抵の場所に行くことができます。

最初こそ戸惑う事も多かったですが、ひと月も経つと路線図さえあれば縦横無尽に動き回れるようになりました。 というか、えぐい坂が多いので歩かずに移動できるルートを選択する事はとても重要だったのです。 バスの乗り方はハワイのTheBusで慣れていましたから問題なしです。

 

バスにはひとつ「魔の路線」があって、フィッシャーマンズワーフ方面から中華街を抜けてダウンタウンに向かうそれに乗った時はえらい思いをしました。

チャイナタウンに近づくにつれ中国系の人がどんどん乗ってきてぎゅうぎゅう詰めに。 停留所に停まると、中の人が「No more room!」って叫んでいるのに、みんな前から後ろから構わず乗ってきてすごい。 後ろのドアなんておじさんが挟まって閉まりません。 中国パワー炸裂って感じです。

私はそこから二つ目で降りる予定で、無事に降りることができるか青くなりました。 でも「郷に入れば」で、懸命に「降ろさせて~!」と大声出して主張したら、「降りるってよ~」と伝言が伝わりドア付近の人が一旦外に出てくれてなんとか降りることができました。

翌日学校でその話をしたら、その「魔の路線」は有名なようで知っている人が多かったです。

 

市内とベイエリアの都市を結んでいるのがBARTという鉄道で、サンフランシスコ中心部では地下鉄となっています。

この路線を使って対岸のオークランドへ行き、カリフォルニア大学バークレー校を探検しました。 モヤさま風に言うならば「ハワ大」に対して「カリ大」(笑)

凡才が場違い感を全身に感じながらアカデミックな校内を徘徊した中でも、格式ある図書館の迫力に圧倒されたのを覚えています。 BARTは2003年にサンフランシスコ国際空港まで乗り入れされたことにより、ダウンタウンまで便利に速く行けるようになりました。

 

路面電車のFラインはヨーロッパやアメリカの他都市から来たレトロな車両が走っていて、とても風情がありました。 日本の車両が走っていた時もあったようです。

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帰国が迫ってきたある日、通り沿いのベンチに腰掛け、やって来る路面電車をカメラに収めたりしました。

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ある日、TV番組でどこの住民が親切かという実験をやっていました。

お腹の大きな妊婦さんに同行して地下鉄に乗って10分間隠しカメラで撮影していたのですが、シカゴは席を譲ってくれた人ゼロ、サンフランシスコはすぐに譲ってあげていて、ニューヨークはダメかと思ったところで譲ってもらえて結局ニューヨークの人も捨てたもんじゃないというものでした。

実際バスの中では、人がよく席を譲っていました。 また、停留所でホームレスらしき身なりの汚い男性がトランスファー(乗換え)チケットをくれようとしてきたことがありました。 マンスリーパスを持っていたので遠慮させてもらいましたが、もしかしたら小銭を稼ごうとしていたのかしら?!

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