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語学留学おぼろげ回顧録 22《LGBTの人々》

夏場でものど飴が欠かせない、風邪は喉からやって来るふあららいです。

 

 

サンフランシスコは1960年代にヒッピー文化が花開いたフリーダムな街です。 またLGBTの街としても知られていますね。

街がそのようになった経緯はゴールドラッシュの時代まで遡るそうです。

一攫千金を狙って世界中から単身乗り込んだ若い男性たちが、コミュニティを築く中で単なる友情を超えた親密な関係となっていったのは自然な成り行きだったみたいです。

 

私の周りにもゲイの人達がいました。 学校のオフィスで働くC氏、先生のP氏、そしてハリエットの友人にもいました。

ブラウンヘアに口髭をたくわえたトムはとても紳士的な人でした。

家で食卓を囲んだことがあったのですが、私の下手な英語を我慢強く聞いてくれました。 会話の途中で「carve」という単語が出てきて、意味を訊いたら丁寧に答えてくれて。 ちなみに「削る」という意味で、バードカーヴィングのカーヴです。 そういうエピソード付きで覚えた単語は忘れません。

しかし単語よりも忘れられないことが、別れ際にありました。

頬にキスしてくれたんです。

欧米では普通に行われている挨拶なんでしょうけど、なにせ初めての体験でこの人がゲイだとわかっていてもポーッとなってしまったのでした。

 

トムとは後日再び会いました。

ゲイコミュニティとして有名なカストロという町で、ショートフィルムフェスティバル(ゲイカルチャーとは関係ない映画です)を見に行ったのですが、彼はボーイフレンドと一緒でした。 とても愛らしい感じのボーイフレンド君でした。

 

私が関わったのは男性の同性愛者でしたが、皆さん普通に暮らしています。 まさに最近のドラマ「きのう何食べた」の主人公2人のあの感じです。 印象としては、総じて神経が細やかな方が多い気がしました。

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※6月に行われるプライドパレード、私には刺激が強すぎました・・・