近年は歯医者さんで長時間口を開けていると顎が痛くなって苦痛極まりないふあららいです。
診察室に颯爽と現れた日系人デンティストのドクター××ムラ。
彼はまず最初にどうしてここに来たのかというようなことを日本語で訊いてきたので、「虫歯ができました」と答えると、軽く口の中を見た後で、歯は旅行保険が使えない・・・と、すでに受付嬢から聞いた説明を繰り返しています。
そこでいくらくらい費用が掛かりそうかと尋ねると、虫歯の状態によって変わってくる、と尤もなことを言いながら2枚のプリントを出してきました。 そこには「CDSGデンタルプラン」とあって、様々な治療に対する補償割合が書かれていました。
「このプランにすると年に2回の定期健診とクリーニングが無料で受けられます。エックス線代も支払わなくていいです。他の処置については、それぞれ補償割合が変わってきますが、例えば充填処置だと30%が補償されます」と、たどたどしい日本語で説明しました。
「なんだよー日本語カタコトじゃないかー」と思いました。
彼の話す日本語は少し集中して聞かないとわからなくなりそうだったのと、なにしろお金についての話だから殊更に真剣に聞きました。
要するにこれはこの診療所独自のサービスプランなのだなと理解しました。 問題の掛け金は6ヶ月単位で90ドルとの事。 もっと短いスパンのものはないのかしらと思い 「私、7月に日本に帰るんですけど」 と言うと 「シガツ？」 ときたので、英語でジュライと言い直しました。
そこからはお互い日本語と英語のちゃんぽんで会話を続けましたが、エックス線代を普通に払うと100ドル掛かるが、デンタルプランにすれば90ドルで済み、それだけで10ドルお得という事なのでそれにすることに。
今日はここまで、という事で受付に連れて行かれ、翌日の4時15分に予約を入れてもらい診察券を受け取り、クレジットカードで90ドルを払いました。 そんなことをしていたら、ドクター××ムラが再びやって来て、今日エックス線を撮ってしまおうと提案。
おばちゃん技師が写真を撮ってくれたのですが、悪いところは左側なのに右側も撮っていました。 「どうせエックス線はタダになるんだから、どうぞたくさん撮っておくれ」と頭の中はケチケチ思考に支配されています。 おばちゃん技師にお礼を言い、受付嬢にもお礼を言うとニコニコしながら「See you tomorrow」と返してくれました。
すごく感じのいいお姉さんでした。
to be continued 次回いよいよ削ります
※このリュックは未だ現役！
