どちらかというと海より山が好きなふあららいです。
オーストリアのザンクトヴォルフガングにやって来ました。
今日はシャーフベルク鉄道で山頂駅へ向かいます。
と、その前に30分後に部屋に入れるよ~とオーナーの女性に言われていたので、宿に行ってみます。
フロントには若い女の子がいました。 「お部屋出来てるかしら?」と英語で尋ねると、なんだか解せない様子。 「チェックアウト?」とか、とんちんかんな事を訊いてきます。
「30分後に来てと言われたから来たんだけど」 と言っても埒開かず。
鉄道の時間が迫っていたので、「時間がないから、もういいです」と言って、ウィンドブレーカーが入った手提げ袋を持って再度出掛けました。
急いで駅までやって来て、列車に乗り込みました。
この小さな蒸気機関車が最後尾から押してくれます。
この鉄道は映画「サウンドオブミュージック」に登場してるんですよ。
日曜日という事もあり車内はほぼ満員。
スピードはありませんが、急こう配をグイグイ上って行きます。
次第に眼下に湖が見えてきました。
35分かけてシャーフベルク山頂駅まで行きます。
山頂駅に着きました。
ここからは歩いて登ります。
湖の色がキレイ! 湖で白い砂浜なんて初めて見ました。
山頂の反対側は切り立った崖になっています。
素晴らしい眺め、そして高度感がすごい。 来てよかった~!
これでも標高1800メートル程度なんですって、地元の美ケ原高原よりも低いなんて信じられません。
花崗岩なのかな?白い断崖がよく見えます。
あんな所にも歩いている人がいてビックリ!
寒いかと思っていたのですが、半袖でも大丈夫でした。 ウィンドブレーカーはすっかりお荷物に。
帰りの列車に遅れないよう、そろそろ駅に向かいます。
立ち入り禁止の看板。
「入っちゃダメ」っていう感じがしっかり伝わります。
こんな断崖の山頂に立派なホテルがあるんですよ~。
サンセット&ご来光、さぞキレイだろうな~。
名残惜しいけど帰らなくちゃ・・・
駅の近くには歯車のモニュメントが。
ここの鉄道は歯車を使ったアプト式を採用しています。
これのおかげでグイグイ上れるんですね。
中の国の人がウェディングフォトを撮っていたので、ミニチュアモードでパチリ。
この写真けっこう気に入ってます。
この後、私は天国から地獄へ急転直下。
帰りの鉄道の中で、北アフリカ系(?)の大家族に囲まれてしまいました。 自国の言葉のほかにドイツ語も話していたので、移民の人たちかしら?
そこまでは別によかったのですが、この人たちパーソナルスペースという物が皆無・・・というより、マイナスに行っていて。
隣のティーンエイジャーは落ち着きがなく、動くたびに肘がぶつかっても知らん顔。 向かい合った子も然り。 下りの35分は我慢我慢の修行となりました。 ドカドカとぶつけられ続け、泣きたいのを我慢していると、とどめは背後に座っていた若い母親に抱かれていた赤ちゃんが私の頭をポンポンと。
「あ、ダメよ、やめなさい」という態度を見せる訳もなく、皆で笑っています。 髪を引っ張られたら「ちょーっとぉ!」と言ってやろうと思いましたが、「可愛いお手手でポンポン」なので、赤ちゃんを見て苦笑いを返すしかありませんでした。 あ~も~ほんっと嫌だった~。
>>>湖畔の素敵な宿をご紹介へつづく>>>