台風15号、松本はほとんど風も吹かず拍子抜けしたふあららいです。
先日の私の帰国便だったNH206便は6時半に羽田に着くスケジュールです。今朝どうなったのかな~とフライトレーダー24で確認したら、2回のゴーアラウンドの後、7時19分になんとか羽田に着陸していました。相当揺れたんだろうな~。ちなみに後続のシドニーからのNH880便は1回着陸を試みた後、あっさりと諦めてセントレアに行ってしまいました。
余談はこのくらいにして、私が体験した遅延について書きましょう。
予定よりも早くウィーンに到着しました。
スーツケースはスルーでプラハまで行くし、ウィーン~プラハの搭乗券も成田で貰っているので、入国審査を経て保安検査を通過後モニターで20時発のプラハ行きのゲートを確認します。
しかし「18:50にゲート決定」とあり、まだわからず。
とりあえずカフェでカプチーノをいただきながら過ごします。
レンタルしたWi-Fiを繋いでネットを見ていると、オーストリア航空からの着信メールに気が付きました。 開いてみるとゲート番号のお知らせでした。 親切ですね~。
で、オーストリア航空711便が出発するF06ゲートへと移動しました。
19時半頃、ベンチに腰掛けてしばらくするとアナウンスが。
ドイツ語訛りの英語に耳を傾けていると、「ディレイ」とか「サンダーストーム」とか「サマーストーム」なんかが聞き取れました。 そして、プラハ空港が一時閉鎖されたとも言っているような・・・
あらら~遅延か~。 そういえば成田からの便が到着するとき、あちこちに積乱雲がモクモクしていたもんな。 あれが大暴れしたのね。
一体どうなるんだろう。 しかし現時点ではあくまでも遅延なので、待つほかにできることはありません。
何か食べておいた方がいいのかしら・・・でも今はお腹空いていないしな。
本来の出発時間が近付くにつれ、人がどんどん増えてきました。 隣のゲートのインスブルック行きも遅延になっていて、全体的に発着便が乱れているようでした。
やがて、出発の見込みが立ったとのアナウンスがありました。 プラハ空港からの機材が飛び立ったそうです。
早速フライトレーダー24を開くと、約50分遅れで離陸した模様。
本来ボンバルディア・ダッシュ400というプロペラ機だった機材がなぜかエンブラエルのジェット機に変わっています。 でもジェット機なら所要時間も短いし、遅れを短縮してくれるわね・・・と安堵しました。
だんだんお腹が空いてきました。
何かを買いにここを立ったら、もう2度と座れなさそうな感じに混み合っていて、ボストンバッグに入っていたおせんべいを取り出して食べました。
やがて機材が到着したことをフライトレーダーで確認しましたが、ゲートからは見えません。
どうやら沖止めのようです。
やっとゲートが開き、20時30分にバスで移動。
あれれ?プロペラじゃん。ジェット機どこ行った?
ま、まあいい。これに乗ればプラハに行けるのだ。
座席につき、シートベルトをして、さあ後は飛ぶだけ。頼んだよ~!
しかしなかなかエンジンがかかりません。
15分程すると、機内アナウンスが。
やっぱり「サマーストーム」とか言っています。 すると、乗客たちが一斉に「ああ~」と、うめくような声を上げました。 前のおじさんなんかはシートベルトを外してリラックス態勢に。
なんか・・・出発がさらに延びるようです。
私はもう1枚おせんべいを食べ、プラハのホテルにメールを送りました。
「今夜から予約しているふあららいです。 不幸にもウィーンからのフライトが遅延となりホテル到着が遅れます。 (実は今、飛行機の中で待機中です) どうか予約を消さないでください。」
ホテルからすぐ返信がありました。
「あなたの予約はキャンセルしません。 よいフライトを!」
周りのチェコ人だかオーストリア人だかは、こればかりはしょうがないとばかりに仲間同士でおしゃべりしたり、楽しそうにワイワイやっていましたが、私はもう疲れて眠くて一人ぐったりとしていました。
22時が過ぎ、本当ならばもうとっくにホテルにチェックインしているのに、このままでは何時に着けることやら・・・
と、ここで機内アナウンスが出発決定を知らせてくれました。 機内を自在に歩き回っていた乗客たちが皆それぞれの座席につきます。
22時30分頃にやっと離陸。
この時雷雲がウィーンにも近付いていたようで、ピカピカ光る中の飛行となりました。
揺れるのかなーと恐れていましたが、ほとんど揺れず。
飛び立ってしまえば所要時間は50分。
ホノルル~ヒロと同じくらいで、離陸-水平飛行&ドリンクサービス-着陸とあっという間でした。
プラハの夜景が見えてきた
プロペラ機は高度が低いので下の景色がよく見えます。
そんな訳で23時20分頃にプラハに着きました。
スーツケースも無事に着き、ホッとしました。 遅延に加えてロストなんて泣くに泣けません。
到着ロビーで予約していた空港送迎のドライバーと合流。
空港送迎は乗合いとプライベートチャーターの2種類があります。ある方のブログで「乗合いでも他の人がいる事はほとんどない」とあったのですが、この時は私の他に3組いました。 しかもそのうちの一人がなかなか来なくて、20分位待たされ貴重な時間をロス。 別の人は「待ってられない!」と怒ってタクシーで行ってしまったみたいです。 あ、この乗合い送迎は料金が後払いなんです。
やっと乗客が揃ったら、次に問題となるのはホテルを回る順番ですよね。
はい、私のホテルが一番最後でした。
でもドライバーさんが気を使ってくれて、「あと3分で着くからね~」と声を掛けてくれ、急いでくれました。 まあ、ドライバーさんもさっさと仕事を終えて帰りたかったことでしょう。
「Finally I got here!」
フロントで第一声を上げ、チェックイン。 部屋に入ったのは午前1時近くでした。
私は夜にシャワー派なんですが、もうとにかく眠りたい・・・とお化粧だけ落としてベッドにダイブ。 こんな感じで第一日目は終わったのでした。
この時ばかりは思いました。
母が来なくてよかったと・・・。
>>>ウォーキングツアーに参加へつづく>>>