顔面に吹き出物が多発中のふあららいです。しかも上半分に集中しています。
ホテルにチェックイン後、一息ついてからコナの町に散策に出掛けます。
お目当ての国武コーヒーさんに到着。
しかし、ドアにカギが掛かっていて入れません。
「もう営業終わっちゃったのかしら~」なんて言っていたら、店主のウォルター・クニタケさんが現れました。
テレビで見たことがあるので、すぐにわかりました。
閉店前に外で休憩していたそうです。
中に入れていただき、勧められるままコーヒーの試飲をしました。
「おいしいでしょ?これはね、出荷できない豆なの」
クニタケさんが黄色いラベルの商品を手に取って見せてくれます。
透明なビニールパックの中には割れたものや虫食いらしい穴の開いた豆が詰まっています。
ええーこんなの(はっきり言ってクズ豆にしか見えない)で、こんなに美味しいのー?
その他にもいくつか飲ませていただき詳しい説明を受けましたが、なぜかクニタケさんはグレードの高い豆よりも破格のクズ豆・・・いや規格外豆を勧めてくるんです。
商売っ気がないというか・・・美味しいからいいけど・・・
そんなこんなしているうちに、話はどんどんコーヒーから離れて、2年前から奥様と頻繁に日本へ旅行に行くようになって、数日後にも行く予定で楽しみにしていることなどを聞かせてくれました。
「日本はいろいろな所に行ったよ。どこも素晴らしい」
インターネットで調べて、新潟の燕三条まで包丁を買いに行ったこともあるそうです。
クニタケさんはちょうど私の親世代なので、親戚のおじさんと話しているような感覚になりました。
話は多方面にわたり、日本の少子化問題まで語り合いました。
「家で取れたザボンとオレンジを持って行きなさい」と、ナイフで切ってジプロックに入れて持たせて下さいました。
結局1時間近くおしゃべりして、規格外豆(8オンス$16.99)だけじゃ悪いのでプライム(4オンス$12.49)もお買い上げ。
コーヒー豆チョコレート($8.99)も。
帰国して、早速規格外豆を淹れて飲んだら、あれ?なんか向こうで飲んだのと違う、それ相応の味が・・・
お店で飲んだのは美味しかったんだけど、淹れ方にコツでもあるのかなあ。
お店を出た時にはすっかり日が落ちていましたが、残照が綺麗でした。
>>> ラストディナーはレストランでへつづく>>>