鏡を見てはわが身の劣化に嘆息するふあららいです。
重力に抗えるハリを失った顔のたるみは加速するばかり。頬の毛穴は開き、余分な皮脂をこれでもかと放出しています。
人差し指を目尻の下に当て斜め上、外方向に引っ張るとたるみは無くなりまっ平らな肌が現れました。ああ昔はこうだったのに・・・
指を引っ張ったり戻したりしながら、引っ張ったまま固定できればどんなにいいか、たしかそういった整形手術があったよな～。生え際の皮膚を切り取り引っ張って縫い付けるといった手術です。
「そうだ」
床に仰向けになりました。そして鏡を見ると、そこには下向きの重力から解放された顔面がありました。重力が皮膚を横にもテンションをかけてくれていて、見事にたるみが無くなっています。
ああ、これを証明写真に使いたい・・・背景用にグレーの布を敷いてその上に寝ればできるんじゃないか？ でも現実の顔との乖離が激しいから、水平に寝るんじゃなくて45度くらい角度をつけた方がより自然かも。中高年をターゲットにした45度の専用リクライニングシートを備えた証明写真屋さんが商機がありそうな気がしますけど、どうでしょう？ 画像を加工する方が早いか。
